公開日:2025年05月28日

これまでの医療のスタンダードが変わる、のか?でもそれって大丈夫??【宿直医、複数病院の掛け持ち可能に 人手不足解消へ厚労省が容認】

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です

日経の記事でぶっ飛び記事を見つけましたのでシェアします。5月27日の記事です

「厚生労働省は病院の宿直規制を緩める。これまで病院ごとに宿直医の配置を義務付けていたが、1人で複数の病院を担当できるようにする。夜間対応の必要人数が減れば、日中に勤務できる医師が増え、地方の病院が医療提供体制を維持できる。

医療法は20人以上の患者が入院できる施設をもつ病院に宿直医の配置を義務付ける。病院の敷地内に医師が住んでいるケースなどは都道府県知事が認めれば宿直医を置かなくてもいいが、1人の…」

正直現状の病院医療でこれをやれるのは、急変時の対応がほぼない慢性期医療提供の病院くらいしかないと思います。普通の一般病院でこの対応をすると、結局は

宿直の医師がいない→担当常勤医へCALL&呼び出し→時間外労働が常態化

というのが目に見えています。っていうかそもそもこれだけ病院の業務フローが各医療機関で違う中、複数の病院の宿直なんて絶対に無理!!名前貸しみたいな感覚でしかなく、結局は現場に負担を丸投げっていう政策でしかないですよね。いくらICTやDxが普及してもこればっかりは・・・逆に適切な医療が受けられなかった、とかいう医療訴訟がかなり増えて負担が増えそうな予感(^^♪

そもそもすべきなのは複数医療機関の宿直を許可するのではなく

病院を統廃合すること

これに尽きます。

 

根本の原因解決が難しいからという小手先の変化ばかりしていると、今みたいなぐちゃぐちゃした社会保障制度になるのは医療者なら皆理解しているはずです。令和の今はもうそろそろ抜本的に対応するべきではないかと今井は考えますが・・・皆さんの考えはいかがですか?よければ教えてくださいね。

 

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