大事なことは”選択肢を絞ってあげること”
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です。
在宅医療、在宅緩和ケアの現場でたまに感じることがあるのですが、それは患者さんや家族は選択肢が多くありすぎると逆に選ぶことができなくなるな、ということです。皆さんも同様のケース経験したことありませんか??
一般的には物事を決定するときには選択肢はたくさんあった方がいいと言われています。すべての選択肢を把握してその上でベストな選択肢を決定しましょう、と。
ただ実際の自分の経験としては選択肢が5~10とかある問題に対して、そのことを全て患者さん家族に話をしても正直ベストな選択が可能な人ってほぼいないと思います。
在宅医療者として自分が考える大事なことの一つは、”選択肢を絞ってあげること”だと思います。具体的には3つ程度まで絞る、これに尽きます。5~10の選択肢があったとしても、自分の在宅医療の経験や患者さん家族の現状を鑑みて、ある程度納得できる3つの選択肢まで絞ってあげる・・・・・・・他についてはごめんなさい、提案すらしないかも知れません!(^^)!
選択肢の提示には”自分”というバイアスがかかりますが、自分はそれこそが在宅の医療者として自分がいる意味、価値だと思っています。とはいえ在宅医療における選択肢って医療以外にも生活や人生の在り方など本当に色々な分野に及びますよね。どこまで自分がバイアスをかけていいのか、患者さん、家族、自分の立ち位置と求められている役割と、いろんなことを考えて対応すべきで・・・・難しい問題ですね。他の在宅医療者が同じことするって言っても、同じクオリティでできるかなぁと思ってしまうのもまた事実です。
皆さんは選択肢を絞ってあげること、していますか?全ての選択肢を提示することが患者さんや家族にとって誠実だと思っていませんか?
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