公開日:2025年03月17日

2010年→2025年→2040年

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です

 

先日退職した看護師長さんと知り合いになった15年程前(2011年)の在宅医療について振り返っていました。今から考えると信じられないかも知れませんが、中央区のきちっとした在宅医は数えるほどしかいない状況・・・彼女はその時訪問看護ステーションの所長さんしていたんですが、在宅医の選択肢はごう先生か矢崎先生、それか今井の3択で、その中から誰が患者さんにぴったりマッチするかを考えて在宅医選んでいたんですよね~、と。

確かに言われてみればそうだったかも・・・西区もメジャーなプレイヤーは坂本先生くらいしかいなかったし、かなりこの15年で変化したよなと。

 

2010年~2025年現在までの在宅医療に関した状況の変化ですが、今井が簡単にまとめると以下になります。

①:在宅医が増えた

②:訪問看護師も増えた

③:両者とも在宅医療を人生のミッションとしてするのではなく、業務として行う人の割合が増えた

④:上記①~③の結果として、顔の見える関係を作るハードルが高くなった。

⑤:在宅医療者の質が玉石混淆に。(ベテラン~初心者まで勤務する医療者が幅広くなった。また医療重視~利益重視の事業所までふり幅がでかい)

⑥:病院医療者もかなり在宅医療への理解度が高くなってきた

⑦:間違いなく施設在宅が増えてきた

 

これが過去15年で実際に起きてきたことです。これからは2025年から2040年に向けて走る15年になります。この15年の変化はこれまでの15年の変化よりもさらに大きくなるのはまず間違いありません。その中でどうサバイブしていくのか、個人としても、事業所としてもきちんと考えて、予測していかなければいけませんね。2040年か・・・俺はその時には60です!!

色々書きましたがでもやっぱり医療の本質は”愛”だと今井は思っています。患者さんとその家族への”愛”、一緒に働くスタッフへの”愛”、他事業所への”愛”、それがベースにあればどんな状況でも必ず必要とされる人にはなれるのかなと考えていますよ!(^^)!

 

皆さんはこれからの15年、どうなっていくと思いますか??そしてその準備はできていますか??

 

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