こんにちは、札幌のかかりつけ医＆在宅医＆病棟医＠今井です

高額療養費制度についてですが、一度見直しを表明していた首相が再度”見直しの見直し”について言及、結局は当初の通り改悪されるようですね。大事な問題なので何度もですが取り上げます。以下ヤフーニュースより↓

高額療養費の8月引き上げ分は「物価上昇分だ」　石破首相が強調

「石破茂首相は28日の衆院予算委員会で、高額な医療費の患者負担を抑える「高額療養費制度」の負担上限額の引き上げについて、2025年8月に実施する引き上げ分は「物価上昇分だ」と説明した。その上で「物価上昇分はきちんと見させていただくことが、制度の永続性を担保することになる」と理解を求めた。・・・・」

今井が言いたいことは

①診療報酬は全くインフレに連動しておらず現場は困っている。患者負担だけ上げるのは全くもって言っていることの整合性がない

②今後おそらくだが次回診療報酬改定では病院救済のためには診療報酬を上げざるを得ない。その場合さらに患者負担が増加する

③高額療養費が言われている通りの上限上昇となると多くの国民（現役世代）は病気になる=破産するしかなくなる

④医療保険が保険としてそもそも機能しなくなる。保険料払う意味ある？

ってことです。

とにかく言われている通りの案が通ると現役世代が病気になったらそこで人生＆家庭が崩壊、終了になります。先にすべきことは後期高齢者も含めた医療保険の3割負担化＆医療給付の範囲の制限＆生活保護や精神疾患、小児含めた無償での医療提供の終了ではないでしょうか？

無駄を削りに削って最終的に、というのなら理解はできますが、無駄や整合性がとれないことが現場にたくさんあるのに、命に直結する高額療養費制度を変更することは看過できません。安易に言いたくないですが、本当に自民党にＮＯを、無能な首相には退場してもらわないと日本終了ですね。

今井はそう思いますが皆さんはどうですか？現役世代に過度に負担強いて本当にいいと思いますか？？

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