公開日:2025年01月11日

ついに300床クラスの病院が在宅医療に参入!経営悪化から在宅始める病院さん、増えそうですね。

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です。

先日とっても気になる在宅医療に関しての情報をお聞きしました。札幌市内の300床クラスの○○についての治療、手術件数でトップの病院さんが、経営難ということもあり在宅医療に本格的に参入するようだ、とのことでした。

札幌市内の病院の経営はどこも本当に厳しい&外来と入院医療は時代的にも縮小傾向にあるので当然だろうとは思っていますが、今井が10年前から危惧していたことがついに現実になるんだなと実感しましたよ。

 

札幌に限らないかもしれませんが、本当にざっくり言うと在宅医療クリニックの患者さんって半分が病院からの紹介、半分が訪問看護やケアマネさんからの紹介です。通常の外来のように直接患者さん家族が来て「お願いします」っていうケースは1割にも満たないのが普通かなと思いますよ。(当院は外来やっているので1~2割が外来からの移行ですが)

病院が本格的に在宅医療を始めるとどうなるか・・・紹介患者数が半分になるってことです。10人毎月紹介きていたのが5人になる・・・それが現実になりそうですね。

また病院が在宅始めると無床のクリニックの在宅医療を受けるのって何がメリットなの?ってなると思います。だって病院からの在宅医療なら困った時にすぐに入院できますし。在宅医療の医療の付加価値で勝負する・・・もう個人の無床のクリニックはそれしか道がなくなってしまいますよね。

 

病院が在宅医療に本格参加することで紹介患者さんが半減する、在宅医療の質が問われることになる・・・そんな時代がもう目の前に来ていると改めて今回の情報を聞きながら感じましたよ。在宅医療の医療機関経営者としては見たくない現実、未来ではありますが、しっかりと目をそらさずに認識して、どう対応するか検討していきたいと思います!(^^)!(まぁ当法人は病床もつことにしたのである程度は大丈夫でしょうが)

 

2025年は病院にとっての在宅医療元年となりそうですね。そう思いませんか??

 

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