今後１０年２０年スパンで考えると、医師が僻地で勤務することは絶対にお勧めできません！！

こんにちは、札幌のかかりつけ医＆在宅医＆病棟医＠

なんとなく自分のキャリア何とかなるんじゃないかなと考えている医師が一定数いるのではないかと思いますが、昨今の医療行政や政策を見ていると本当に危ないなと今井は感じています。

何に対して危ないと感じているのか・・・それは

「俗に言う医師少数地域での勤務は絶対に避けなければいけないのに、それに気がついていない、もしくはわかっていても動かない医師が多すぎる」

っていう点です。（その地域でその医師しかできないなどの特殊技量がある場合は除きます。）

どう考えても今後５年１０年で医師少数地域、僻地での医療ニーズは激減し、さらに他の医療スタッフも劇的に減少していくことがわかっているのに、医師だけは今後地域に行く割合が増えるんです。しかも派遣先の病院ってたいてい不採算部門も抱えているので、どう考えても待遇の劣化は地方の医療機関の医師から始まります。

①都市部では医師の業務は症例も多くスタッフも充実、専門分野で生きていくことが可能で待遇もいい

一方

②僻地では症例は少なくスタッフもいないため専門以外の分野の診療が多くなり（総合診療）、待遇もよくない＆医師多数地域への異動も制限される

となれば誰がどう考えてもどっちで働くべきか明々白々ですよね。

国は僻地勤務の医師の待遇改善をある程度は考えるでしょうが、正直昨今の社会保障費用や財政状況、さらに議論の推移を定点観測する限り、その実はかなり限定的、悲観的に考えておくべきかと今井は考えています。

リスクマネジメントの観点からはどう考えても都市部での勤務しかないのかなぁと今井は考えていますが（もちろん例外はありますが）・・・・医師の皆さんのお考えはいかがでしょうか？よければ教えてくださいね。

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