これから地域枠で医師になるには相応の覚悟が必要です【出生数、初の70万人割れの公算 今年上半期、6%減の33万人】
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です
結構衝撃的な記事を見つけましたので紹介します。皆さんはこれを読んで何を考えますか?11月5日のヤフーの記事です。
出生数、初の70万人割れの公算 今年上半期、6%減の33万人
どうですか?ちなみに国の予測はかなり甘々で令和5年の国立社会保障・人口問題研究所の図ではこうなっています。
この図では出生数が60万人を割るのが2040年代後半になっているのがよくわかりますよね?国の政策は全てこれが元になっているとは言いませんが、少なくともこういうオフィシャルな統計を利用して政策化していることは部分的には間違いないでしょう。
正直かなり恣意的な(希望的観測が主体の)この統計・・・こういうのを利用して医療政策が決定されているとしたらどう思いますか?そんなことはないと言い切れますか?
ちなみに出生数の割れの経過は以下です。
100万人割れ:2016年
90万人割れ:2019年
80万人割れ:2022年
70万人割れ:2024年←NEW
今井は個人的には地域枠で過疎地で医師になるのは、21世紀のこの日本においてはかなりのリスクを孕んでいると認識しています。(医師という職業の魅力とは全く別次元の話です。医師の仕事自体は魅力的ですしやりがいは十二分にあるのは理解しています)
地域にいけども治療すべき患者さんがいない、スタッフがいない、医師としての仕事がない。
そういう時代が間違いなくあと数年で現実になるハズです。そんな話は眉唾だ、嘘だと思いますか?
・・・どう考えるかは個人の自由です。ただ今井としてはもし自分の子供が医師になりたいと言ったとしても「海外にいくのか?行かないなら将来的にかなり困窮する状況になったとしても、そこまでの気持ちで日本で医師をやりたいのか?それとも免許を取った後、この法人を継いで経営をしたいのか?」とは聞くと思います。
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