着替え時間の明確化、それに伴う影響・・・

こんにちは、札幌のかかりつけ医＆在宅医＠今井です

２０１１年に開業してから、やったことのない”人事労務”というものを経験しました。医師として長く働いていると１社会人としての常識が欠如しますが、それはこういう所に顕著にでるんだな、自分は社会のことを知らないな、と開業当初に感じたことを今でも覚えています。

当初は手探りで色々やりつつ（その当時に迷惑かけた元従業員の皆さん、ごめんなさい）、途中から事務長が就任、彼に任せてはいたもののやはり時代の流れが顕著にこの数年変化してきており一部時代にそぐわない状況も散見されるようになってきました。

最近特に今井がきにしていたのは残業の管理、およびそれに付随して一緒に考えなければいけない勤務時間についてでした。奇しくも札幌の病院での裁判もあり↓

着替え時間の賃金求め提訴、札幌　看護師ら16人、計4600万円

労務管理の面から時間管理については襟を正してきちんとやろう！と今回１１月から正式に色々と手を加えることとしました。

まずは着替えの時間も業務時間としてきちんと定義すること、具体的には８時３０分から３５分までは着替えの時間とし業務開始は全事業所で３５分からとする。帰りもまた５分同様に着替えの時間として１７時２５分には業務終了する、ということを開始することとしました。

と決めたはいいんですが、現実には色々と不都合も出てきます。外来の開始時間は、訪問の準備は、冬季の除雪は・・・などなど、これから解決しなければいけないですが、正直臨床面でも今後変わらざるを得ない部分がでてくるでしょうね（外来開始は８時４５分とか９時とか・・・１月からはおそらくそうなります）。

それでも令和の時代にあった労務環境を全職員に提供するためには、ここは今この規模の法人の段階からきちんと決めて導入すべき！と思っていますよ。

となるとこれまで以上に逆にスタッフの方は限られた時間の中で以下に結果を残すのか、業務をするのか、タイムマネジメントと業務管理の徹底がプロとして各個人に求められて生きますね・・・難しいですね。

皆さんの事業所は着替えの時間はどうされていますか？そして残業管理や労務管理、それに合わせた業務の適正化はどうされていますか？