公開日:2024年09月13日
医療機関再編は待ったなし・・・赤字の公的病院が多すぎますね。
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。
赤字に対して皆さん個人としてはどう思いますか?今井としては赤字=事業の根本的見直しの必要性がある、もしくは存続の可否を考えるという本当に死活問題だと認識しています。
果たして公的病院ではそこまでの想いはあるでしょうか?またそもそもですが公的病院の赤字はどこまで許容すべきでしょうか?診療報酬改定に伴い札幌市内でも生き残れる病院と死にそうな病院の2極化がどんどん進んでいます。民間病院であればM&Aになるのでしょうが、公的病院はどうするのか・・・・難しい問題ですが、市民の血税が使われているので皆の共通の問題として考える必要があります。
今回Googleニュースで”病院 赤字”で1週間と区切って検索してみたら以下のような記事が出てきました。この1週間だけでこれだけ出てくるってすごい状況ですね。
県病院局とJA新潟厚生連 医療再編など協議の場設置で調整
市立室蘭病院の赤字最大 23年度純損失11億円に
病院に繰り出し金2億1千万円 和歌山県串本町、コロナ補助金減で赤字に
まぁ記事を横断して読む限り一部の市町村の問題ではなく全国津々浦々で同じ状況が起きていると考えておいた方がいいでしょう。つまり今後は地域で公的医療機関をどこまで維持するのか、どの程度の医療レベルを求めるのかを各地域単位で本当によく考えていかなければいけない状況になっています。
人の問題も考えると、この2,3年で方向をきちんと決めて医療の縮小、もしくは統合作業に手を付けないと、その地域での医療継続はもう無理になると思えるくらいの致命的な遅れにつながるのではないかと今井は考えていますよ。
皆さんの地域の公的病院はいかがでしょうか?よく定点観測しておかないと公的病院であっても急に倒産→消滅ってことも十分あり得ますよ!!
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