公開日:2024年09月04日

利用者を蔑ろにし営利目的の訪問看護をしている事業所は淘汰されるべき!【難病向け老人ホームで不正か 訪問看護、過剰請求指摘も】

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

ようやく、といった感じですが、ここ数か月営利目的の訪問看護事業所に社会的関心が向いてますね。以前それを取り上げたブログ↓

営利がダメなのではなくて、営利にファーストプライオリティがあるのがダメだと思っています~「難病の客からは1人90万円の報酬を」、過剰な訪問看護 福祉ビジネス、違法な助言をするコンサルも~

営利至上主義の訪問看護事業、ようやく社会的に問題視されるように・・・<不正看護が判明した「ホスピス型住宅」が急増 営利優先の「みとりビジネス」に適正化論も>

さて今回はホスピスではなく難病患者さん向け住宅に目が向けられています。不必要な訪問看護しているでしょ?って。これらの難病患者さん向け住宅って医療保険で訪問看護ができるため訪問回数の制限が少なく、やりたい放題できるんですよね・・・以下ヤフーの記事どうぞ↓
自分の過去の経験から考えても、こういう住宅って一般的に
①複数回の医療保険での訪問看護
②自法人の別会社の針灸マッサージ会社による連日の施術
③出入りする薬局と提携しキックバック
などにより高額の利益をあげていることがほとんどです。2010年代中旬から露骨になってきていましたが、ようやく国はこのタイミングで介入すべき、と考えたので社会問題化されたのでしょう・・・
会社は記事にあるように「適正だった。医師の指示の元だった」とありますが、基本的には医師は訪問回数まで指示書に書きません!!必要な回数のアセスメントは自分達でして自分達が訪問する、というのが訪問看護の基本の基です。会社からの複数回&複数人での訪問の指示はほぼ100%に近い形であっただろうなと今井は推測していますよ。
社会保障費の不適正受給とみられても仕方ないのではないかと考えますが、皆さんのお考えはいかがでしょうか?(原資は税金ですからね・・・)NHKでは9月3日にこんな記事も出ています↓
正直自分としては
高給につられてこういう事業所で働く看護師さんも同罪
だと思っています。
医療のプロフェッショナルとして、事業所がなんであれ適正でない、不要な医療や看護を提供しているなら、クライアントである患者さんのために断固拒否すべきです。お給料がいいから、とか、楽だから、とかっていう理由で自分にとって不都合な事実から目をそらし事業所運営に協力している・・・立派な共犯でしょ?って言われても仕方ないのかなと。(一応言っておきますが、このような住宅だけでなく個人宅でも患者さんじゃなくお金と事業のことにファーストプライオリティを置いている訪問看護ステーションさんも存在はします・・・・)
現時点でこの記事が出るということは次回の改定で施設系看護の大幅な適正化が必ず入る、ということを示唆しています。施設系訪問看護、ひいては施設での医療の在り方が2年後の診療報酬改定では大きく変化していくでしょうね。2024年の現時点で今井が言っていること、26年に検証してみてください!(^^)!きっと「あぁ、この予想ってこのこと言っていたんだ!」って理解してもらえると思いますので。

以下興味ある項目をチェックしてみてください!!

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