スマートホスピタル実現のためには資金調達が何より必要・・・具体的にどうしているの?
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。
スマートホスピタル(ロボティクスやAI、IoT、ネットワークシステムなどのデジタル技術を活用し、患者満足度の向上や医療従事者の働き方改革、地域医療連携の強化などを実現する、次世代型病院の1つの姿)を実現するためには莫大な資金及び長期にわたる経営力が必要になります。
1病院がどこまでこれに対応できるのか?と言われれば正直難しいハードルだらけと思いますが、取り組まないことには未来はありません。
この問題にうまく取り組むのに何か参考になる事例がないかなぁと思って記事を探していたところ、先日見学に行った柏葉脳神経外科さんがちょうどシーメンスさんと契約するよっていう記事を公開していましたのでご紹介したいと思います。以下どうぞ↓
社会医療法人柏葉会、シーメンスヘルスケア パートナーシップ締結共同記者発表会を行いました
上記に関して自分が見聞きした情報によると(真偽のほどは不明ですので与太話くらいに思ってください)、
①シーメンスさんが全面的に資金バックアップし土地や建物、医療機器などを負担する
②柏葉会さんは病院全体をリースという形で借り受ける(数十年契約?)
③その代わりシーメンスさんが医療機器メーカーから脱却しスマートホスピタル運営のためのコンサルになるための活動を受け入れる(卸との交渉なども一手に行う??)
というのがストーリーのようです。(あくまで噂話ですので真偽のほどはご自身でご確認ください)
シーメンスさんは初期には莫大なコストがかかりますが病院というある程度安定している事業に出資=悪くない投資ですし、そもそも未分野でコンサルとして実績を積む&スマートホスピタルの先駆者として日本全国にアピールできるというのは本当にビジネスとしては大きな可能性を秘めていますよね。大学にもつながりももてるでしょうし・・・
一方病院側は最新の設備が利用できる、コストについて毎月の定額になり事業運営しやすい環境を得る、コンサルの力を利用できる等々、今のところはメリットしかない契約、提携かなと思います。
日本の民間病院がスマートホスピタルに成っていくためには、自法人だけの努力でなくうまくそのような外部の民間企業を活用していかなければ、と本当に勉強になりますね。
当法人では・・・・いまだその規模には全くなっていませんし歩み自体は遅いですが、日々コツコツと前進しつつ、いつかくるであろうチャンスに準備していきたいと思います!(^^)!自分は自分の道を進むのみ!頑張っていきたいと思います。
ということでスマートホスピタルの資金調達や運営について見聞きした情報の提供でした。世界は日々進歩していますね。取り残されないように注意したいと思います。
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