こんにちは、札幌のかかりつけ医＆在宅医＠今井です。

地域の人口減少、過疎化に伴い医師の偏在が社会問題となってきています。これは１０年以上前から議論はされていたのですが、結局は具体的な対策としては医師の増員及び地域枠の創設、という入り口の解決策でごまかしてきた、というのが今までの経緯だったと今井は認識しています。

近年出口の部分、つまり医師になった後にも何らかの規制をかけるべきではないかとの議論が国でなされており、医師会としても何らかの意見を表明する必要性がありました。今回令和６年８月２１日に日本医師会からそれに対してのアンサーが出ましたので皆で確認したいと思います。以下どうぞ↓

医師偏在に対する日本医師会の考え方 （令和６年８月21日）

ポイントとなるのは２点、管理者要件及び保険診療の実績要件に医師少数地域での勤務実績を付け加えた部分ですね・・・今までの医師会の意見を考えるとこれは大きく譲歩したなぁと個人的には思いますよ。

医師会の出した意見が上記です。今後国がこの意見をどの程度取り入れるのか、それとも無視をするのか、経過について定点観測していきたいと思います。これから医師になる、もしくは医師になったばかりの研修医の先生は絶対この議論の行く末はチェックしておくことをお勧めします！！

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