公開日:2024年06月27日

夜間急病センターの運営、開業医メインの仕組みはそろそろ変更せざるを得ないのでは?<夜間休日医療の維持に懸念 小樽市医師会の会員減、高齢化 抜本改革求める声>

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

札幌の隣町、小樽の夜間救急センター運営に関して気になる記事が出ていました。6月26日の道新の記事です。

夜間休日医療の維持に懸念 小樽市医師会の会員減、高齢化 抜本改革求める声

全国的に都市部というよりは地方では、開業医の高齢化と減少が顕著に進行しつつあります。健診業務や急病センター業務など、これまで開業医がボランタリーに地域のためと思って引き受けてきた仕事がままならなくなる、それが現実にどこでも起こりつつありますね。

 

個人的にはキーワード二つあって一つは”集約化”だと思っています。地域において上記の機能を担える医療機関の集約化を進め窓口を一元化する。そしてそこに地域の各医療機関のDr全員が(もちろん開業医も含めて)関わって運営していくようにする、そういう体制を地域で作らないともう救急医療や夜間医療を質高く保持していくことは不可能なんでしょうね。開業医の先生だけで対応していくのはもう無理でしょう・・・・

ちなみに昨年の11月にはこんな記事もでていました。

小樽市医師会、休日当番医の時間短縮 12月3日から午後5時終了 夜間診療まで空白1時間

もう一つの策は”かかりつけ医の普及と総合診療医の育成”ですが、これは正直うまくいくかといえば・・・・この数年上記についての議論をずっと定点観測していますが、遅々としてすすんでいないのが現状ですね。また育成とその後の制度化についてかりに決定したとしても、現実的に臨床の現場でうまく回るようになるのに5~10年はどうしても必要でしょう。タイムラグなくある程度うまく上記の危機を乗り越えるにはまずは集約化を進めるしかないのかなと思いますよ。
地方では60代、70代の高齢開業医の先生が頑張っておられます・・・何か手伝いできることはないか、他人事として捉えずに自分の問題として考えていきたいと思いますよ。
皆さんは個の問題についてどう考えますか?

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