公開日:2023年03月09日

みなしの看護を立ち上げる時に一番最初に決めるべきことは・・・

こんには、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

みなしの看護のたちあげについて相談のりますよ~、ってブログに書きましたが、実際に一番多い質問が「何から始めればいいですか?」っていう、まず始めの一歩目に何をすべきかということ・・・・せっかくなのでみなしの訪問看護をクリニックや病院で立ち上げる時に一番最初に決めるべきことについて少しだけ書いてみたいと思います。

 

みなしの看護に何を期待するかは医療機関毎によって大きく異なります。新規外来患者さんや入院患者さんの増加、地域の医療ニーズに答えるため、がん患者さんを外来、在宅、(場合により)入院でシームレスに診察してあげるため、看護師のマルチタスク化のため、などなど・・・・当然在宅のクリニックであれば在がん算定できるようにするため看護を内製化したいとも考えるでしょう。

ということでみなしの訪問看護立ち上げの第一歩目にすることは

「医療機関としてみなしの訪問看護に期待することを明確化して、関係者全員で共通理解をもっておくこと」

に尽きます。

 

何のために活動するのかによってみなしの訪問看護で行うべき業務はかなり変わってきます。在がんのためならそれをするための体制作り、人員配置が必要になりますし、外来/入院患者さんの確保のためなら介護保険の訪問看護などがメインになるのかもしれません。

脊損センターなどがみなしの訪問看護をするならリハビリ職の配置も必須ですし、有床診療所でみなしをするのならマルチタスク業務(外来看護、入院看護、訪問看護)の中で何を優先業務にするのかも、目的次第になると思います。

 

まずはここがみなしの訪問看護の第一歩目だと思います!(^^)!いかがでしょうか?この後にそれを基にして色々議論していくことが必要だと思いますが、正直自分が事業をつくっていくのなら3年くらいの計画でしていくと思います。例えばですが緩和ケアの有床診療所でみなしの訪問看護を立ち上げるなら、すっごく簡単ですが

1年目:訪問看護業務を関わるスタッフ全員が理解する。配置人員を看護師4人体制にする。1日2件の訪問看護を目標とする。在がん算定を月10人できるようにする

2年目:入院医療と在宅医療のバランスの取れるようにする。配置人員を看護師6名体制にする。1日3件の訪問看護を目標とする。在がん算定月15人を目標に。

3年目:在宅領域の特定行為ができるように研修に参加する。夜間訪問回数の減少を目的に日中の看護の質の向上を目標とする。配置人員を看護師7名体制にする。1日3件の訪問看護を目標にする。在がん算定は月20人を目標に。

みたいなのを一つの事業目標にするのかなと思いますよ。

 

ということでみなしの看護を立ち上げたい看護師さん、是非頑張ってくださいね。応援しています。相談乗ってほしいと思う方いたら気軽にご連絡くーださい。by今井

 

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