自宅で一人で生きていく・・・【犀の角のようにただ独り歩め】
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。
在宅医療を始めた10年程前、自宅療養を一人で継続している患者さんに対して「寂しくないのかな」と思ったこともよくありました。今はそう思うことはあまりないですね。療養をしている患者さんの気持ちが理解でき、孤独を感じさせないように接することは可能だろうと考えているからです。自分達の接し方次第で対応はできるだろうと・・・
そう思うきっかけになった言葉があります。表題の仏教の言葉で「犀の角のようにただ独り歩め」という言葉を知った時です。
意味はその時は本で読んだのですが、ネットで見ると以下のサイトの文が理解しやすかったです↓
大谷大学HPより
「標題のことばは「サイの頭部にそそり立つ太い一本角のように、独りで自らの歩みを進めなさい」という意味です。インドサイは群れではなく単独で行動することが知られていますので、「犀の(一本)角」という比喩表現は「孤独」を意味します。このように仏教が孤独を勧める背景には「私たちの悩みは人間関係から起こる」との分析があります。つまり、悩みを生み出す原因が「人のつながり」にあるのなら、そこから一時的に離れてみることが心の成長に必要ということです。
現在のようにつながりが強化された社会では、つながりからこぼれ落ちた存在が際立って見えます。人々は他者とのつながりを求め、それが断たれた状態を不安や不快として感受します。ですが、実際のところ私たちが孤独を感じるのは、周りの人に囲まれながらも「誰も私のことを見ていない」「誰も私に関心を持っていない」と実感するときです。一人でいることが孤独感の原因なのではなく、周囲とのつながりを実感できないからこそ孤独を痛みとして感じます。にもかかわらず、私たちは一人になることを怖れ、なるべく他者とつながろうとする結果、毎回同じ痛みを感受することになります。そのような私たちに、標題のことばは、孤独を怖れる必要はないと教えます。」
自分達在宅医療者が繋がっているよと患者さんに接してあげることができれば、きっとその患者さんは孤独感を感じないだろう・・・上記のような解説を自分で読んだ時にそう感じたこと、昨日のように覚えています。
孤独・・・・一人でいることは悪ではない。一人でいることは不安ではない。一人でいることは生きていない訳ではない。周囲とのつながりがあれば一人でも在宅療養、生活は継続できると自分は考えていますよ。
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