公開日:2022年12月20日

資料提供:社会保障審議会医療保険部会における議論の整理について

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

12月16日に厚生省から「社会保障審議会医療保険部会における議論の整理について」という題で資料が公開されました。現時点での医療保険制度改革において主眼となっているものを整理しましょう、という資料でとてもよくまとまっていますのでご紹介したいと思います。

社会保障審議会医療保険部会における議論の整理について 

PDFはこちらです。

内容は

① 子育て世帯への支援の強化(出産育児一時金の引き上げ、出産費用の見える化、出産育児一時金を全世代で支え合う仕組みの導入)

② 高齢者医療を負担能力に応じて全ての世代で公平に支え合うための高齢者医療制度の見直し(高齢者負担率、後期高齢者の保険料負担のあり方の見直し)

被用者保険者間における負担能力に応じて公平に負担する仕組みの強

医療費適正化対策の実効性の確保(医療費適正化計画の実効性の確保)

国民健康保険制度改革の推進(国民健康保険制度改革の推進)

の5点からなっています。

ちょっとだけコメント書くと①についてですが正直出産一時金増やした=子供産みたい!と思う人なんていないでしょう・・・問題点がずれている政策かなと個人的には思います。どちらかというと生んだ後の支援が不十分、子育てに関する費用や環境などを変えない限りは少子化の状況変化はないと思います。皆さんもそう思いませんか?

②に関しては保険料の応能負担などを検討するのはもちろん大事ですが、もっと重要なことは医療費の適正使用です。入口大きくして入ってくるお金をいくら増やそうが、出口の蛇口がドバドバ水を垂れ流している現状ではいくら対策したって正直効果は半減です。入口を議論するとの同時に出口、つまり適性な保険給付の在り方についてもどんどん議論を進めるべきかなと思いますよ。

③以降は割愛です!(^^)!皆さん自分で読んで自分なりに考えをまとめてみてくださいな。

 

自分としては生産年齢人口が減少する、全てがシュリンクする中で現状の制度(社会が成長する前提で作られた制度)を前提として変化をしていくのはかなり難しい作業になると思っています。どこかの段階で大きな変化をもたらさない限り、じり貧になっていく・・・そんな感想を持ちましたよ。皆さんのお考えは如何でしょうか?

 

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