公開日:2022年07月06日

日本在宅医療連合学会の専門医、どうして取得したいのですか?

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

最近ですが、来年度から在宅医療の現場にでることを考えているDrと複数面談する機会がありました。面談したDrの3割くらいから「在宅医療の専門医って取得することができますか?」という質問を頂きます。

自分の施設は在宅医療の専門医は取得できません。そもそも自分が在宅医療の専門医の価値に???っていうのが根底にあるからなんですが、そんな質問を頂いた時に自分から必ずその先生に聞く質問があります。

「どうして在宅医療の専門医を取得したいのですか?」

 

この質問をしてきちんとした考えからの返答を頂いたことはほぼありません。皆さんの答えは「専門医がないと不安だから」「なんとなく」っていうのがほとんどですね。

 

日本在宅医療連合学会のHPから引用すると、在宅医の役割は以下になります。

「・・・・日本在宅医療連合学会は在宅専門医の使命を「重い障害を持つ人や暮らしにくさを持つ人、医療にアクセスできない人、命の問題に直面する人たちに、家や地域において優先的に関わることである」と定めました。これらの命題解決に資する在宅専門医の6つの中心的資質・能力(コア・コンピテンシー)は、①プロフェッショナリズム、②継続的支援、③包括的支援、④家族の支援と療養環境の調整、⑤地域に根差した活動、⑥在宅医療の質向上への貢献、としました。」

これって専門医じゃないとできないのって思いません??専門医って意味あるんでしょうか??学会の手駒増やすためだけの専門医資格じゃないでの?って思いませんか?そもそもHPにも専門医の資格取得要件は記載されていますが、なぜ在宅医療の分野で専門医の資格が必要なのかの意味は言及がないですよね。また言及があったとしても現在の資格取得制度でそのボーダーがクリアできるの?って感じますが・・・

 

 

確かに一定の質を担保していると思われる専門医の資格取得は全く意味がないという訳ではないでしょう・・・ただ取得するかどうかはその意味やメリットがなんなのかを、きちんと理解した上で取得した方がいいと思いますよ。

 

自分は在宅医療の分野においては専門医の必要性は全く感じません!!異論はもちろんあるでしょうが、在宅の分野までも医師が専門医っていう画一的な価値観、カテゴリー、意味のない資格で縛られるのはプロフェッショナルとしてどうなんでしょう?皆さんはどう考えますか?

 

 

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