公開日:2022年06月29日

日医は変わらずかかりつけ医の制度化には反対していますが、本当に将来の医療のことを考えているのでしょうか?

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

日本医師会の会長が先日変更になりました。新会長の所信表明においてかかりつけ医制度についての言及もあったようですね。

ミクスオンラインさんから

日医・松本新会長 喫緊の課題は「トリプル改定をどう乗り切るか」 組織力強化に力

かかりつけ医に関する部分は以下です。(赤文字は今井が気になる部分)

「・・・・・このほか、喫緊の課題として、かかりつけ医をめぐる議論や医療DX、医師の働き方改革などをあげた。

かかりつけ医をめぐっては、財務省の財政制度等審議会の建議などで、「かかりつけ医機能の要件を法制上明確にすべき」と明記され、骨太方針2022では、「かかりつけ医機能が発揮される制度整備を行う」ことが盛り込まれた。松本会長は、「政府与党の中から、財政再建を重視する立場からも、特に厳しい意見が出されてくることも見込まれる。かかりつけ医機能を発揮することは重要だが、フリーアクセスが制限されるような制度化については、これを阻止し、必要な時に適切な医療にアクセスできる現在の仕組みを守るよう、会内でしっかり議論した上で主張していく」と述べた。また、かかりつけ医機能を強化し、わかりやすく国民に発信する必要性を強調した。ワーキングループを発足させ、議論を急ぐ考えも示した。」

 

かかりつけ医の制度化についてはもし実現するならば既存の医療提供体制から大きな方針転換が必要になりますし、数多のクリニックや病院も統廃合が避けられない事態になるでしょう。医療業界にとっては激変がもたららされます・・・・ただ将来の日本の社会保障制度を考えるなら、避けては通れない喫緊の課題だと個人的には考えています。

日医は本当に将来まで見据えた医療制度を考えているなら、本当に国民にとって必要な制度ならば、たとえ医療機関側にとって痛みが大きいとしても制度を整えるのに協力する気概が必要ではないでしょうか?既存の医療機関の利益の代弁者として存在するのみの組織ならば価値はあるのか・・・そう自分は思います。

 

かかりつけ医の制度化、皆さんはどう考えますか?よければご意見くださいね。

 

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