公開日:2022年04月18日

地域包括ケアではまちづくりこそ重要です。<資料提供:「ルーバンフラノ構想」に基づいて戦略的に進める“連鎖する”まちづくり   ~富良野市中心市街地活性化の取組み~(北海道富良野市)>

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

かかりつけ医としての外来診療や在宅医療は、診療所があるその地域の中で提供されます。当たり前っちゃ当たり前ですよね。なので背景となるまちづくりがどうなるかはかなり重要な問題です。

札幌に限らず道内の各地域で面白いまちづくりの取り組みしているところないかなと思い資料調べてみたら、面白い資料みつけましたので紹介します。富良野の事例です。

22年4月15日のまちづくり事例さんから↓

「ルーバンフラノ構想」に基づいて戦略的に進める“連鎖する”まちづくり 

~富良野市中心市街地活性化の取組み~(北海道富良野市)

ちょっとだけ本文抜き出すと↓

2.ルーバンフラノ構想と富良野市中心市街地活性化基本計画の主な取組み

「ルーバンフラノ構想」は中心市街地活性化基本計画で掲げられたコンセプトです。「ルーバン」は、「ルーラル(田舎)」と「アーバン(都会)」を合わせた造語で、「都会の魅力と、田園の魅力を併せ持つ、ちょっとおしゃれな田舎まち」を意味します。

 「ルーバンフラノ構想」では次の2つのテーマで事業を展開しています。
〇まちなかに観光客を呼び込むことで賑わいを取り戻す。持続的なまちづくりのため「稼ぐエンジン」をつくり、そこで得た利益をまちの活性化のために投資をする経済循環を目指す。

〇超高齢化社会を見据えて、まちなかに機能性・利便性のある施設を集積し、車がなくても「歩いて暮らせる富良野流コンパクトシティ」を目指す。

「ルーバンフラノ」には“都市的な感性を持って、快適で心豊かな田園都市を自分たちの力で育んでいこう”という、市民の思いが込められています。
明確なビジョンとそれを達成するための計画・多様な取組みにより、中心市街地の活性化を進めてきました。

なんて感じで地域活性化のためにまちづくりをどう考え行動したのかが結構よくわかり面白い資料となっています。今後北海道の地方では医療提供はコンパクトシティを実現しないとかなり厳しい状況になるのは目に見えています。地方自治体でも長い年月をかけて地道にそれに取り組むところとその場しのぎで何も考えないところではかなり大きな差がでるでしょう。今後富良野の医療体制もどうなるのか、自分的には注視して経過みていきたいと思わせる資料でしたよ。

 

皆さんの住んでいる自治体はどうですか?2030年、さらにその先の40年、50年に向けてビジョンがありますか?行動していますか?ちなみに札幌は・・・・まぁ前回の市長、今回の市長ともに示せていないかなと感じますよ。とても残念ですが・・・(その分自分で考え行動する余地はとてもありますね。)