公開日：2021年08月23日

在宅医や訪問看護師、失敗しない人なんていない・・・大事なのは「上手に失敗すること」

こんにちは、札幌のかかりつけ医＆在宅医＠今井です。

今はベテランになっていて色々意見している在宅医の先生や訪問看護ステーションの所長さんでも、駆け出しのころは本当に色んな失敗をしています。中心静脈点滴の管理、酸素の手配、CADDの取り扱い、麻薬の使用方法、患者さんと家族とのコミュニケーション、病院とのやり取り・・・

自分も今こそは色々経験したのでやらかしは少なくなりましたが、当初は本当に色んな失敗をしました。多分自分程色々経験した在宅医は少ないんじゃないかな、なんて思えるくらい本当にたくさんの経験をしています。

ただ先達たちが失敗にも関わらず在宅医療や訪問看護を続けているのは、もちろんその現場での医療や看護が面白いというのはありますが、致命的な失敗は回避できている、というのは一因として挙げられると思います。

失敗するな、とはもちろん言わない・・・ただ同じ失敗するとしても、上手に失敗すること、これこそが大事なことだと思います。それでは上手に失敗するためには何が必要？？ってなるとは思いますが、これはメンターとなる人とうまくコミュニケーションをとって、真摯にその人からもらえるアドバイスを活かしていく、これしかないと思いますよ。

致命的な失敗をさけ「上手に失敗すること」を覚えれば、きっと仕事を長く続けていけるハズです。その経験はまた次の世代に活かすこともできますよ。

失敗はするななんて言わない、むしろ失敗して全然いい・・ただ上手に失敗してくださいね！駆け出しの在宅医さんや訪問看護師さんには是非このことを覚えておいて欲しいと思っています。

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