公開日:2019年08月01日
外来で意識すること②
こんにちは いまいホームケアクリニック 小児科の小杉です。
僕が小児科外来を行う上での到達目標は、外来の案内にもある通りで
① 保護者の方々にわかりやすい外来であること
② お子さんたちが成功体験を得られること の2つです。
②について、成功体験や褒められ体験から得られる自己肯定感を重視しています。
自己肯定感とは、自尊心とか自尊感情とも言い換えられますが、自分が自分で良いんだ、という気持ちです。子どもが新しいことにチャレンジしたり、自ら進んで何かを行うときの自信の源になります。
つまり、自己肯定感は健全な発育・発達のためのエネルギーと言えます。
小児科外来に自ら進んで受診するお子さんはほとんどいません。無理やり連れてこられて、嫌なことをされて、マイナスの感情ばかりです。
そんな小児科外来だからこそ、お子さんが聴診させてくれたら、口を上手に開けられたら、吸入できたら、何かできたらその度に褒めて、成功体験を得て帰っていただきたいと思っています。