公開日:2019年05月23日

緩和ケアを取り巻く診療報酬改定の議論、病院視点ではなく患者目線でして欲しいですね

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

 

2020年、来年の診療報酬改定の議論ですが徐々に中医協でされていますね。ただいつもの改定の議論よりはこの段階では進みが遅いような気がします。消費税の問題であったりが影響しているのでしょうか?

さて緩和ケアを取り巻く来年度の診療報酬の改定ですが、おそらくホスピス緩和ケア病棟を中心に議論がすすむものと思われます。メインとなる議論は入院日数の制限であったり外来や在宅からの救急対応の要件の厳格化、といったことになるのではないかと思いますが、根本的に緩和ケアを取り巻く診療報酬改定について疑問に思うことがあります。

それは現在の議論が、病院や診療所で緩和ケアを提供させるためにどう枠組みをつくっていくか、ということが主にされており、患者さん自身が緩和ケアで何を希望しているのか、という視点が診療報酬改定に議論からはすっぽりと抜け落ちていることです。

患者目線で考えれば、治療中でも過不足なく緩和ケアが受けられて、施設でも外来でも在宅でも場所を問わずに、医師や看護師、MSWなどの多職種の専門職が当たり前のように連携してくれることが一番希望することではないかと思います。

 

医療を提供していく一番の理由は何より患者さんのため。診療報酬改定の議論も、病院や診療所などの医療機関の枠組みから議論していくのではなく、あくまで患者さん目線で進めていってほしいですね。

 

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