救命医療と延命医療はどう違うのか?

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

 

ある方と色々話をしていたのですが、その時にその方の御家族が体調悪化したときの話を出てきました。

元々その方の高齢の旦那さんは延命治療は拒否しますと普段からおっしゃられており、家族にもきちんとその時が来たら頼むよとお話しされていたとのこと。

しかしある時転倒による脳挫傷、脳出血で病院に救急搬送、既に意識の状態がないほど状態が良くなく、仮に手術をして助かったとしても回復の見込みがどの程度になるのか予想がつかない状況でした。

家族としては普段本人から言われていることを思いだしどこまで治療をすべきか、そもそも治療するかどうかも迷ったそうですが、その時に救急の先生からこう言われて手術加療をすることに決めたそうです。

「延命医療と救命医療は違います。救命のための医療は必要ですから治療しましょう」と・・・・

結果手術により一命は取り留めたのですが、意識障害が回復することなく気管切開と栄養投与で長期療養病院に入院となってしまったとのこと・・・あの時の選択は本当に正しかったんだろうか、との話でした。

 

高齢者の救命医療はどこまで本人のACPを考慮すべきでしょうか?医療者が医療をしないという選択肢はこのような場合に提案すべきでしょうか?その際に家族の方は選択できるのでしょうか?この時のベストな選択肢はなんだったんでしょうか?

救命医療と延命医療の意思決定の問題は今後本当に大きな社会的な問題になると思います。皆さんは体調変化時や人生の終末期においてどのような医療を受けたいですか?自分の意思はどうしたら尊重されると思いますか?また家族の方が代わりに意思決定する時に困らないように何か準備できることはありますか?

自分も考えますが各自皆さんも考えてみてくださいね。

 

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