公開日:2018年04月05日
病院での医療は本当に患者さんのための医療なのか?【選定療養費制度の問題】
こんにちは、札幌のかかりつけ医@今井です。
しばらく受診していなかった患者さんから電話がありました。
「○○病院に受診したいんですが、手紙ないと診ないと言われて・・・先生手紙書いてくれませんか?」とのことでした。よくよく話を聞くと
○急激に痛みがでて△△病院に救急搬送
○急性膵炎と診断
○状態落ち着いたから退院
○でも食事が全くとれず
○仕方ないから近くの○○病院に駆け込む
○紹介状ないと診ないと言われる
○△△病院に手紙を依頼するも「治ったはずだから手紙を書きません」と言われたと・・
→食事とれないし入院して様子見て欲しいから先生手紙書いて、と・・・
ということでこれが○○病院の玄関からの電話でした。病院に選定療養の話をしてみてもらったらと話をしたんですが紹介状ないと無理の一辺倒・・・何のための選定療養費?って気がしますが・・・・
ひとまず当院受診して診察→診療医からの手紙をもって再度病院紹介になるんでしょうが、これはあまりにもひどいような気がします。病院の医療って本当に患者さん目線になっているのでしょうか?このままの現状が続けば必ず一般の人との温度差が顕著になり社会問題化するような気がしますが皆さんはどう考えますか?
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