薬の調整のために入院を延長、その結果帰って来れなくなるならなんのための治療なんでしょう?絶対後悔しますよね・・・
こんにちは、深夜往診と子供のオネショへの対応、朝7時からの診療で少し眠い札幌の在宅医@今井です。
昨日のブログで病院からの退院に医療者の許可なきゃ帰れない現状っておかしいよね、って書いたところ早速ツイッターでこんな返事頂きました。
母は、抗がん剤の治療の副作用で酸素が必要になり、プレドニンが20mgにならなきゃ退院させられないと言われたとき、救ってくれたのは在宅の先生でした。「帰りたいなら帰っておいで。減薬になるまで待つ必要ないよ」すぐ病院と相談してくれ帰ってきた12日後に亡くなった。本当に大切だと思う。 https://t.co/MDhC6RuulG
— 澤田公美(きみきみ) (@kimkim3838) 2018年4月4日
本当にこれが全国津々浦々で行われている現状ですよね。どんなに在宅推進って国が声を大きくしたとしても現場で在宅の知識や終末期医療への倫理、考え方がダメであったら病院からの在宅復帰は困難なままです。
ちなみに2011年に開業してから声大きく病院には伝えてきたつもりですが改善みられた病院ってほんの少しです。それもこちらの外的な要因と言うよりは病院の看護部が頑張ってやってくれているっていうのが現状でしょうか・・・(例えば斗南病院とかは本当に頑張っていると外部からも良くわかります)
こんな患者さんを増やさないためにすべきことは
①病院の医療者に在宅医療と在宅の考えを知ってもらう。
②高齢者への行き過ぎた専門診療は止めにする
③治療方針決定の場に在宅関係者も参画するような機会を積極的につくるようにする
④かかりつけ医制度を普及させる
っていうのが自分が思いつく解決策かなと思いますが・・・・皆さんはどう考えますか?
というかこれで自宅に帰さずに病院で看取っていたら一生後悔したでしょうね・・・皆さんの病院は患者さんや家族を病院に縛り付けていませんか?後悔させていませんか?よければご意見くださいね。
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