公開日:2018年03月24日

介護施設における喫煙の問題~施設内禁煙をどう考えるか?

こんにちは、タバコは吸わない札幌の在宅医@今井です。

在宅医療していると部屋の壁が黄色になって部屋中タバコの煙の中で診察することってたまにありますよね。1日20本~40本吸うヘビースモカーの患者さんには何言っても改善ないので半ばあきらめて診察しています。

その患者さんの自宅だから患者さんがある程度好きに生きるのを止める権利は自分にはもないかなと思っていますが・・・・・介護施設での喫煙の問題はどうでしょうか。以下「みんなの介護」の記事を一読ください。

第436回 健康増進法の改正案で介護施設も原則として屋内禁煙に!業界からは早くも反対の声が続々と…

 

記事をまとめると、介護業界からは施設での完全禁煙は本当にいいの?って疑問がでていますと。なぜかというとその問題点としては

①入所者が外にでてしまう

②隠れタバコを助長する→火災のリスク

③施設内で禁煙を強いると、喫煙者が精神的に不安定になるかも

④外で吸うと職員の人手がとられる、帰宅願望がでてくる、もしくは実際行方不明になる

などなどが挙げられています。

 

個人的には介護保険内の施設においては禁煙は当たり前ではないかと思いますが皆さんはどう考えますか?個人の居宅やサ高住なら許容してもいいかと思いますが集団で生活する、まして介護保険下の施設禁煙でないなら何を禁煙とするの?っていうふうに感じます。自分としては

100%禁煙が当たり前

これが個人的な考えです。

しかし確かにこの問題って本文の一番下に書いてある通り「健康でありたいと思う気持ちは誰もが同じですが、たばこの問題は一筋縄ではいきません。特にそれを誰もが強く感じざるを得ないのが、介護の現場なのです。私たちはこの問題について、今後も議論を深めていく必要があります。」とあるのは確かにそうですね。全体で議論していく必要があるでしょう。

皆さんのご意見よければ教えてくださいね。

 

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