公開日:2018年01月26日

在宅医療の勉強にお勧めの本6選  ~在宅医がお勧めする必読の書~

こんにちは、年中無休の外来もしている札幌の在宅医@今井です。

よく色んな医療者の方から「在宅医療を勉強するのにいい本ってありますか?」と聞かれます。確かに自分も最初は何から勉強したらいいのかわからなかったので適当に乱読していきましたが、大体以下のものを抑えておけば初期知識としてはいいんじゃない?っていうものいくつかありますのでご紹介したいと思います。

 

在宅医がお勧めする

在宅医療を勉強するのにお勧めの本6選

 

 

その1

言わずとしれた在宅医療の教科書です。自分も在宅医療を始めたときから随分お世話になりました、もちろん今もなっています。当初はHPで在宅の事色々書いてくださっていたので、そのサイトを夜中にずっと見ていた記憶あります。買って損はない内容ですのでまずは在宅医療全般について勉強したい人は購入してみてください

 

その2

在宅診療報酬Q&A 2016-17年版: 〔付〕介護報酬と訪問看護療養費Q&A
細かな算定の事、困るような要件の事など詳しく記載されています。在宅医療のハードルのひとつはこの制度理解なんですが、たんぽぽ先生の本と併せて読むと制度についての理解の幅と深さが広がります。在宅診療所で勤務される先生であればもしかしたら読まなくてもいいかもしれませんが、在宅医療クリニックのマネージメントをする、もしくはしたいと思う医師には必読の一冊だと思います

 

その3
訪問看護実務相談Q&A 平成29年版
中央法規出版
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在宅医療の基本は訪問看護です。在宅医にとっても、また当たり前ですが訪問看護師にとっても訪問看護の制度を理解しておくことは必須の知識だと思います。この本は具体的なQ&Aで書かれているので知りたいところだけをピックアップして調べるのにもいいですし読み込むのもいいですしお勧めです。訪問看護師ならここに書いてある内容は全て覚えましょう。在宅医なら全て覚える必要はないですがどのような理論で訪問看護師が動いているのかを理解しておきましょう

 

その4
神経難病在宅療養ハンドブック―よりよい緩和ケア提供のために
大達 清美
メディカルレビュー社
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2016年発行のハンドブックですが非常にいい内容です。神経難病のケアや治療について実践的な内容が書かれています。無駄を省いてあるため神経内科以外の在宅医療を実践している先生が手元においておくのにちょうどいいでしょう。必須の一冊です

 

その5
教えて 在宅緩和ケア がんになっても家族で過ごすために
前野 宏
北海道新聞社
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いわずもがな、札幌の在宅緩和ケアの第一人者、前野先生の本です。この本もいうまでもなく理解しやすい内容ですのでとっつきやすいのでいいのかなと思います。この本紹介してダメだったっていう感想いった人、聞いたことないですね

 

その6
続・在宅医療が日本を変える そしてケアからキュアへのパラダイムシフト
中野 一司
ドメス出版 (2017-04-08)
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在宅医療とはなんぞや、というのを理解するのにこの本と中野先生が前回書いた本とを併せて読むとすっきりと腑に落ちるのではないかと思います。内容も難しくないのでとっつきやすいかと思います。是非読んでみてください。

 

いかがでしょうか、どれか読んだことある本ありますか?ひとまずこれだけ読んどけば大丈夫!っていうもの選んだつもりです。参考として頂き、ぜひ在宅医療に興味をもって一人でも多くの医療者が在宅医療に従事してもらえるようになればと思います。これ以外にも他にお勧めのいい本あったら今井に教えてくださいね~

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