外来における相談業務について~診療報酬の改定で評価されるでしょうか?
さて日曜ですが外来診療頑張ってしていきたいと思います・・・
こんにちは、そろそろインフルエンザのワクチンの供給は札幌市内は落ち着いてきているのでしょうかね。当院の印象としては11月末から12月頭よりややワクチン希望の患者さんが落ち着いてきている印象です。まぁ受けたい患者さん全員がきちんと受けられていたらいいですが、もうワクチンないからって諦めている方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか・・・・ワクチン接種で100%必ず予防できるというわけではないですが、一度なった方はわかるかと思いますが39度の高熱と全身症状って結構つらいです。ぜひぜひ受けていない方は検討してみてくださいね。
さて外来診療ですが色んな理由で受診された患者さんや家族から、在宅医療の相談や介護保険の事、緩和ケア病棟の事や障害年金の事などもついでに相談を受けます。一応自分でわかることであれば自分がお伝えし、訪問看護の事や生活の事であれば外来の看護師さんが、制度の事であれば都度MSWに説明をお願いしています。患者さん個々のケースはそれぞれ違うわけで都度色々な条件を加味しながら相談にのっていますが、正直これらの相談業務をやりながら感じる事って「絶対こんな相談、大きな病院でセグメントごとに分かれた対応ではできないだろうな」ってことですかね。
病院には病院のいい面(高度な医療)があることは確かですが、生活に密着した相談や支援を受けるなら絶対診療所(特に在宅医療に理解のある)で相談した方がいいですよ、と皆さんには声を大にしていいたいですね。複合的な問題抱えて大変な患者さんやご家族の方、いつでも気軽に来院してくださいね。
さて本日の気になる医療記事ですがこちらです。診療報酬改定の中での相談業務に関しての論点です。12月15日の社会保障審議会での内容ですのでまずは一読ください。
中央社会保険医療協議会 総会(第379回) 議事次第
資料 個別事項(その7) より
上記の内容の外来での相談業務、おそらくは急性期病院が対象でMSW配置している在宅療養支援診療所は配慮されないかなと思いますが、在宅を本当に普及させたいならできれば診療所レベルまで対象にしてほしいですね・・・