在宅医の診療ルート
あっという間に11月も終わりそうですね・・・・
こんにちは、連日大雪が降っていますが事故のないようには気をつけて診療していきましょう。
さて先日ですがごう在宅クリニックの松田先生が当院に見学に来られました。目的は電子カルテについて知りたいとのことで3時間程当院に滞在し自分や医療事務からモバカルのことについてレクチャーを受けていました。
松田先生は色々考えてモバカルを検討しているとのことでしたが、一人医師で外来メインでの診療をするのであれば、ダイナミクスの方がいいのではないでしょうかってお伝えしました。モバカルのいい点は、在宅での使い勝手の良さ・・・・その分外来で運用するには少し手間がかかります。ここの部分の実際について、バランスを松田先生がどう考えるかによりますかね。
外来ではちょっと手間かかるモバカルですが、面白い機能もあります。例えば過去のブログでも見せたことありますが、医師の診療ルートなども地図で表示することができます。
例えば今日の北区を中心に訪問する先生の診療ルートマップはこんな感じです。
こんな感じですね。他にも掲示板機能やスケジュール機能など在宅分野のカルテとしては機能は充実しています。外来では・・・・・ですが実際の運用などについて興味のある方は気軽にお問い合わせください。
さて本日の医療記事はこちらです。先日自分のブログでも取り上げたオピオイドの過剰服薬の問題ですが面白いデバイスがでてきたようです。今後どうなっていくのか、興味はもって注視していきたいと思っています。
The FDA Has Blessed Its First Medical Device to Tackle Opioid Withdrawal
オピオイドの離脱症状を緩和する機器をFDAが承認
麻薬性鎮痛薬(オピオイド)の依存症に苦しむ人々はまもなく、公式な救いの手を差し伸べられるかもしれない。米食品医薬品局(FDA)の発表によると、脳に直接働きかける「ニューロ・スティム・システム・ブリッジ(Neuro-Stim System Bridge)」が600ドルから800ドルの価格で、脱オピオイドの治療用にすぐにでも販売されることになったからだ。
ニューロ・スティム・システム・ブリッジは一見したところ、耳の後ろの肌につける単純な装置だ。チップを用いて、痛みの情報を処理する脳の部位を刺激することで、オピオイドを止めたことによる離脱症状を緩和する。診療所では過去に離脱治療のために使用されていたこともあるが、FDAは急性あるいは慢性の疼痛の治療用に承認しているだけで、オピオイドの離脱に関連する症状には認められていなかった。
医療関連メディアであるスタットが指摘しているように、離脱治療に対するこの装置の有効性を支持する証拠は限られている。FDAは、73人の患者に対する一件の研究を引用しているだけだ。しかしこの一連の実験では、装置を5日間使用したところ、88%の人々がオピオイドからの離脱に成功したという。とにかくその装置は、依存という圧倒的悲劇に対抗するための初めの一歩となったのである。
今後、より多くの解決策が出てくる可能性はある。 今回報告したような装置は、麻薬性のある薬品を根絶するための有望なアプローチの1つに過ぎず、その間に、より良い鎮痛剤の探求もまた続けられているのだ。
ということでした。さて今日は明日の講演会の資料の最終チェックと夜は若手?在宅医の集まりに顔を出してみたいと思います。がんばらないと・・・
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