公開日:2017年11月16日

2018年度診療報酬改定~訪問看護に関する改定資料を読んでみました

そろそろ小樽で行う講演のスライド仕上げにかかりたいと思います・・・・

 

こんにち、いつも訪問看護師さんにお世話になっている在宅医@今井です。本日は診療報酬改定のお話しです。2018年度の診療報酬改定における訪問看護ステーションの課題と変更内容について、15日、昨日の中医協にいて提出された資料をみてみたいと思います。

というより皆さんまず結論知りたいと思いますので、自分が内容について簡単にまとめると

①訪問看護の24時間体制加算の1本化(連絡体制加算の廃止?)

②複数名訪問看護加算の看護補助者の回数制限の導入

③複数名訪問看護加算の条件の緩和

④複数の訪問看護ステーション(医療機関含む)利用者におけるステーション間の連携の有り方の設定及びその加算についての検討

⑤認定看護師のさらなる在宅医療への参加の促進

⑥訪問リハにおいてリハ単独訪問の制限

⑦小児訪問看護の長時間加算の回数や条件の緩和

⑧複数回精神科訪問看護加算の要件緩和

⑨過疎地における訪問看護の加算や条件の緩和、医療機関からの訪問看護の促進

⑩医療機関からの訪問看護の評価

⑪小児や精神障害を考慮した機能強化型訪問看護ステーションの創設、もしくはレスパイトやデイなどの機能を備えた訪問看護ステーションの評価

⑫学校との連携の評価

⑬訪問看護情報提供療養費の制限

⑭介護職員との連携の評価

⑮入院時の訪問看護ステーションの情報提供加算の創設

⑯医療機関と訪問看護ステーションの特別な関係において、入退院時の上程連絡の評価

となります。

このスライド120枚弱ありますが在宅医療の関係者なら一通り目を通してみてもいいのではないでしょうか?いつも言っていますが公的資料から見える医療情勢の将来がきっとあるはずです・・・・

以下スライドの課題と論点のみ抜粋です。(繰り返しますが関係者なら全てのPDFみることをお勧めします)

中央社会保険医療協議会 総会(第370回) から 在宅医療(その4)について より

 

国が7対1等の急性期の病床の条件を絞っていること、病院や医療機関からの訪問看護を促進すること、この二つは別々の要件のように見えますが全てきちんとつながっている政策だなと個人的には感じていますが、皆さんはこのスライドをみて他にもどんな印象を受けましたか?

追加:2018年の診療報酬改定の資料。訪問看護関係の記事知りたい方、横の検索バーで訪問看護でさがしてみてくださいね~、この記事の後にも色々訪問看護師さん向けの診療報酬改定の内容など書いていますので!!

 

 

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