公開日:2017年11月09日
自宅で看取るということ
本日2回目の更新です・・・・・
こんにちは、先日ですが3年くらい訪問で診てきた患者さん、ずっとお元気に過ごされていたんですが、朝に急に自宅で倒れて急遽往診となりました。自分の診察結果は身体、神経所見大動脈瘤乖離に伴う脳幹梗塞・・・・
家族と病院に送った時の対応について何ができてどうなるか、送らなかったときに自宅でできることについてその場で話し、よくよく考えた結果そのまま自宅でお看取りする方針となりました。訪問看護師さんの献身的なケアもあって結局はきれいに、穏やかに自宅で看取ることができました。
患者さんの急変 = 病院への搬送 という図式は在宅医療では絶対的ではないですね。
病院に搬送されたあと挿管するのか?輸液はどうする?昇圧薬の使用は?、延命できたとして経管栄養をするのかしないのか等々・・・・在宅医としてはこれらも説明したうえで入院するのかどうするのか、患者さん家族と相談してから治療方針を決めることができればいいのかと思っています。自宅で看取るということ、この選択も常に在宅医なら高齢者の診療では考えとして持つ必要はありますね。ただ中々病状急変時にここまで話していけるご家族は少ないのも事実・・・在宅医療は患者の急変に耐えられるのか?とかっていうフレーズ最近どこかの研究会できいたような気がしますが、患者さんの急変に耐えるのは医師ではなく患者さんや家族です。耐えるのを支えられるように診療していきたいですね。
さて本日の気になる医療ニュースは・・・・・・結構大事な発表があったので後でまとめて再度追加アップしたいと思います、・・・