当院の往診について
あっという間に真っ暗になりますね・・・・
こんにちは、今回は当院の往診について簡単に述べてみたいと思います。
ところで皆さん”訪問診療”と”往診”の違いって知っていますか?簡単に言うと以下の通りになります。
訪問診療=通院が永続的に困難な患者さんに対して定期的に訪問し体調管理を行うもの
往診=体調が急に変化したときに患者さんから連絡し臨時に往診するもの
いかがでしょうか?以外と知らない方が多いかと思います。まあ在宅医療自体が医療業界でも知らない人がいるくらいですから、この違いを知らなくても普通かなとは思います。(医療者には覚えておいてほしいですが・・・・)
さて昔の町医者さんが良く行っていた上記定義の”往診”ですが、実際の在宅医療の現場ではそんなに頻回に行われている訳ではありません。というのは基本的に在宅医療を提供するクリニックでは
往診対象者=定期の訪問診療を受けている人のみ
と限定していることが多いからです。なので皆さんが体調変化して在宅クリニックに往診を依頼しても<定期の訪問を受けている方以外は往診はしません>と言われるかと思います。医療者としても実際普段みている人の体調変化だけでも慎重に対応する必要があるのに、普段みていない患者さんの初回の往診対応って結構ストレスのかかる仕事であることは確かなんです。(しかも報酬は通常の外来診療よりほんの少しだけ多いだけですので・・・・・)
・・・・・ただ高齢化の進展などの今後の社会情勢を考えると、地域である一定の割合で出現する普段は調子いいけど熱発等の体調不良のためその時に通院もできない人を全て病院に搬送、ってことになるとどうなるでしょうか?えぇ、それは病院機能の破綻につながることは必須です。なので当院は今回の外来と開始とともに、普段みていない人に関しても体調不良時にはできる限り見に行くような、往診を積極的にする診療をしよう!!と決めました。
↓ちなみに<札幌 往診>で検索するとこんな感じです。
まあモバイルフレンドリーであろうがなかろうが粛々と往診対応、していきたいと思います。冬季になり困った患者さんいましたらご連絡ください。熱発でも癌の緩和ケアでも褥瘡でも肺炎でも、これまでの在宅医療の経験を生かして患者さんのために診療していきたいと思います。(ただあまりにも往診対応が多くなると物理的、時間的制約からお断りすることもある可能性があることはお伝えしておきます・・・・)
ということで今回は当院の往診についての簡単に述べてみました。今日も往診しましたが、希望ある方は気軽に外来にご連絡くださいね。
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