クリニック見学の目的~新宿ヒロクリニックさん~
1年ぶりにJR乗るような気がします・・・・・というか札幌離れたのいつ振りかなぁ(あまりにもなつかしくて札駅の写真撮ってしまいました)
こんにちは、札幌大好き在宅医@今井です。本日は明日からの新宿のヒロクリニックさん(HPはこちら→http://www.hiro-clinic.com/)の見学のために久しぶりに札幌を離れています。
それにしても新千歳空港ってどんどんこの数年で変化していますね。いい意味でこんなに国際色がでてきたんだってお土産などのお店回りながら感じました。うーん、トレンドから遅れている気がします。医療者といえども世相の変化には敏感でなくてはいけませんね、気をつけねば・・・・
↓現在出発遅れの飛行機待ちです。
さて今回のクリニック見学の目的は大きく二つです。(というか1日しか見学できないので絞るしかないんですが)①当院でも採用しているモバカル&オルカの組み合わせが外来での使用にも耐えられるか②外来と在宅医療を併せたクリニック運営をどのようにやっているか、です。新宿や都内での訪問診療をどのようにされているのかとっても興味ありますが、時間的に今回はそこまで見れないかなぁと思っています。だって火曜日からびっちり診療入っているんです(もっと見学したかったら次回また来てもいいですかってお願いしたいと思います。)
当院は今年の秋から移転して外来×在宅医療のミックス診療をしていくつもりですが、どこまで地域の中で自分達が活動していけるのか今回はその運営&事務的な側面での勉強のつもりです。自分達の可能性を無限に広げるためにも今回の訪問を有意義なものとして将来のクリニック運営につなげたいと思っています、見学に行っている間、残って留守を守ってくれているスタッフのためにも聞けるだけ、見れるだけ色々体験してきます。
さて本日気になった記事はこちらです。移動中のJRで読んでいたんですがこの記事にコメントしている方のつらさ、実際の患者さん家族が目の前で訴えているように自分には感じられました。このコメントみるとできること、できないことは医療者にはあうけれど、自分が関わる在宅の患者さんに関してはもっともっと患者さんのみならず家族の方を支えるためにも日々頑張らねば、と心を新たにさせられました。是非皆さんも一読ください。(それにしてもヨミドクターのこの記事ってすごいいいですね。どんどん発信してほしいです、ヨミドクターさん頑張ってください、陰ながら応援しています・・・)
死に際だけではないスピリチュアル・ペイン https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170308-OYTET50026/
本文は長いので引用しませんがコメントのみ引用させて頂きますね↓
残されたものの苦しみ
ヨシ
一年前に妻をガンで亡くしました。なくなる一週間前から調子が悪くなり、最後の3日間は会話も出来なくなりました。なくなっていく時、彼女は何を思ってい…
一年前に妻をガンで亡くしました。なくなる一週間前から調子が悪くなり、最後の3日間は会話も出来なくなりました。なくなっていく時、彼女は何を思っていたのか、わかりません。もっと早くからお互いの心を打ち明け合って、死が近づいている前提で話をしておくべきだったと後悔しています。
死ぬとは思っていなかったかも知れないし、死の恐怖もあったので口に出来なかったという面もあります。それでもお互いの絆を確かめ合わなかった後悔がいまだに癒えません。私は生きて生活しています。しかし、精神的には一度廃人になったような気がします。晴れた空を眺めるとき、彼女はもうこの空を見ることも、草木を愛でることも何もできない、私だけが生きているのが申し訳ない、と感じます。
まず死に行く人、次に残された人にスピリチュアルケアが必要だと思います。
さてそろそろ出発です。行ってきまーす。