当院の診療理念

開業以来法人の理念というか考え方は明文化せずに今まで診療を行ってきました。当初はスタッフが少ないためあまり理念など明文化せずとも阿吽の呼吸で診療ができていたこともありましたし、なにより明文化することが少し気恥ずかしかったということもナイーブではありますが一因であることが確かです。
ただこの2、3年一緒に働いてくれる仲間が増えたことによって、自分達が同じ価値観で考え、そして患者さんにチームでアプローチしケアをしていくことがいかに重要かと再度認識するようになりました。そこで今回当院の医療理念と行動指針を作成、明文化することに致しました。

内容はどこかホームページにアップすることもあるかと思いますが、基本的な考え方は”徹底的に個々の人へのナラティブなケアを重視する”です。在宅の現場では、当たり前ですが病院とは根本的に異なり圧倒的に生活が主体であり、医療はそれを支えるわずかな力でしかありません。生活の実情は人それぞれ違い、非合理的なことも多くその人の人生経過、価値観に多々左右されますね。医療は時として合理的なものしか許容しない、科学的な側面を追及しがちとなりますが、できるだけ自分達は患者さんの生活、人生そのものに寄り添いながら、その全てを許容したうえで必要な医療ケアしていくことを追及していきたいと思います。

知識的、科学的な医療をよく踏まえた上でその人にとってベストな医療を追及するのはもちろんですが、結果としてケア自体が非科学的なものであったり第3者にとっては不条理なものにみえるように思われてもあくまでその人に寄り添う医療を提供したいと思います。

”常にその人に寄り添う医療”をテーマに今後活動していきたいと思います。