公開日:2015年11月16日

医療現場におけるロボットの出現でかわることとかわらないこと

CNNのサイトをちらちらみていたら面白そうな記事がありました。中身としては職場におけるロボットの普及により今後管理や事務、生産部門において人間が行う作業の大部分をロボットが代行できるようになるのではないか、とのことでした。以下サイトからの抜粋です。 http://www.cnn.co.jp/career/35073513.html?tag=cbox;business

ロボット普及、労働人口の半数の職奪う可能性 米英で

ロンドン(CNNMoney) 英国の中央銀行であるイングランド銀行は15日までに、職場でロボットの普及が進み、今後10~20年内に米国では約8000万人、英国では約1500万人が職を奪う可能性があるとの見方を示した。両国の労働人口比ではそれぞれ約半数に相当する。ロボット進出で最も影響を被る職種としては管理や事務、生産部門などを挙げた。同銀の首席エコノミストは、コンピューター技術の発達で以前は人間のみが可能と考えられていた職種が自動化の波に洗われつつある事例を指摘。ロボットの進出はこれとは違った側面を持つとし、「ロボットは人間の手だけでなく頭脳の代わりにも成り得る」と強調した。その上で、ロボットの職場への進出が直ちに人間の失業の急増につながるわけではないとも説明。「人間はロボットに対する優位性を維持する仕事に自らの技能を調節していくだろう」とも予想した。人間の歴史において技術革新が職場を急変させた例は過去にもあると主張。産業革命の時代に、多くの手作業の労働者が技能を向上させ、より熟練した仕事に成長させた前例も紹介した。ただ、ロボット技術の進展はこれとは違った展開を招く可能性もあると指摘。知能に優れたロボットの誕生は技能が中間レベルの職種を奪い、人間に残された仕事は低技能もしくは高度な技術を必要とする職種のみになりつつあると分析。ロボットが優秀になればなるほど、人間の技能しか処理出来ないとされてきた仕事の範囲がさらに縮小する可能性があると警告した。

とのことでした。医療現場ではどうでしょうか。ダビンチなどの高性能な手術器具、HALに代表されるリハビリスーツ等が医療現場のロボット化として考えられますが、それ以上にこれからもどんどん革新的な技術がでてくるでしょうね。また先日のブログにちょびっと書きましたが地域での患者情報共有システムのあり方ですが、IT技術の進化によりこれまで以上により身近で使いやすいネットワークとなり、各自の健康管理をきちんとした情報環境の中でできるようになると思います。

単純作業をする医師や看護師が必要とされなくなる半面、これからはよりemotionalな部分に働きかけることができる医療者(共感できる医療者)が、医療の現場において必要とされる時代がくると自分は考えます。そこはロボットでは無理ですよね。皆さんは20年後医療の現場でロボットと人間との間の仕事の線引き、どうなっていると思いますか?