公開日:2015年06月26日

札幌市在宅療養情報マップについて

医師会は市医師会、道医師会、日本医師会とで構成されております。自分は周囲の先生に色々お世話になることもあるから医師会くらい入らなくっちゃ・・・と開業時よりすべての医師会に入会はしています。
ところで皆さん札幌市の医師会で在宅療養情報マップを提供しているのをご存知でしょうか。

https://www.spmed.jp/ 
https://www.spmed.jp/z/

一応在宅医の情報をここでみることができるのですが、正直ここを見ただけではなかなか各診療所が対応してくれる地域や疾患、現在の受け入れ状況などの詳細がわからないので、結局はどこに話をきいたらいいのか困ってしまうと思います。
今後の課題としてはもっと一般の人や医療関係者が使いやすい形になるために、各診療所の状況について詳細な情報提供も必要になってくると思うのは自分だけでしょうか。24時間対応の有無、看護師の状況、社会福祉士の配置状況、年間の看取り数や対応できる医療機器など・・・・ここで比較してわかるようになったらいいですよね。

ちなみに当院でいうと現在みている患者さんは大体200名前後で9割が個人宅の患者さんです。疾患でいうと癌の(いわゆる末期といわれる)患者さんは常時5~10名程度は診させてもらっています。年間の看取った患者さんは今年に入ってからは大体30人程度でしょうか。多くは市内の公的病院から紹介されていますがたまにホームページみたいうご家族からも連絡はあります。などなど

こんな簡単な情報でもあったらどんな診療所か想像がつくと思うので、在宅療養情報マップ、医師会の役員の方、是非改善を検討してみてはいかがでしょうか。