公開日:2014年04月06日
診療報酬改定について②
3月の期末を何とかのりきりようやく4月が始まりました。今回の診療報酬改定に伴う事務処理作業やその内容の確認など、色々としなければいけないことが多く忙殺されています。
自分としては今回の改定で今後の一番の大きな流れはやはり病院からの在宅復帰率が明確に定められたことです。療養の場としての在宅志向がより鮮明になってきた印象です。
①一般病棟入院基本料で7対1看護を基本としている病院(一般的な急性期病院)は自宅等への施設の復帰率が75%以上が必要
②自宅等の施設には在宅復帰機能強化加算を届け出た療養病院も対象になる
③在宅復帰機能強化加算の算定要件ですがA)療養病棟入院基本料1を算定している病棟であること、B)1か月以上入院している患者の在宅復帰率が50%以上、C)退院患者の在宅生活が1カ月以上継続することを確認などなどが必要です。
(上記について自分の解釈が間違っていたらすいません)
つまり急性期病院→療養型病院→在宅への流れが上記を見る限り今後はどんどん加速されるようになってくると思われます。ただ在宅側の受け皿をどうするのか、例えば医療ニーズの高い患者さんをどうみていくのか・・・・比較的医療資源が多い札幌でも現時点でも大変なのに、今後他の地域でも在宅難民がでないことを願うばかりです。