公開日:2026年10月20日

「大学以外で働きたい」医師が55.8%【札幌の在宅医が伝えたい、大学の外でのキャリア】

こんにちは、札幌のかかりつけ医&病棟医&在宅医@今井です

先日、ちょっと気になったニュースを見かけましたのでシェアします。全国医学部長病院長会議など大学病院関係の3団体が10月16日に記者会見を開き、大学病院の厳しい現状を訴えたというものです。GEM MEDさんより↓

大学病院の「高度医療提供・医療人材育成・高度医療研究」機能を維持するため、国・自治体による継続的かつ十分な支援を!

気になった内容としては・・・

大学病院の若手医師のうち「引き続き大学病院で勤務したい」と答えた人は36.7%。一方で「将来は大学病院以外で勤務したい」と答えた人は55.8%。 理由として挙がっていたのは、労働環境や給与でした(2025年9〜10月の調査)。

ほかにも、研究に最も時間を割くべき助教クラスの約7割が「研究時間は週5時間以下」と答えていました。大学病院本院全体の赤字は2025年度で493億円にのぼります。診療・教育・研究のすべてを担いながら、そのどれにも十分な時間を割けない。そんな現場の苦しさが数字ににじんでいますよね。

個人的には大学に残りたい人が3割もいるっていう方がびっくりでしたが(^^♪皆さんはどう思いました??

大学病院で働く先生方へ

最初にはっきり書いておきたいのは、大学病院は地域医療の要だということです。高度な医療、若い医師の教育、新しい治療の研究。私たち在宅医も、大学病院の先生方が治療してくださった患者さんを日々ご自宅でお引き受けしています。現状では地域医療の中で大学病院がなければ、在宅医療も成り立ちません。

だからこそ、そこで働く先生方が心身をすり減らしている状況は他人事ではありません。そして「大学を離れたい」と考えることは、決して逃げではないのではないでしょうか?(大学での過酷な勤務状況を知っている身としては当然っちゃ当然かなと思いますが)

在宅医療に飛び込みませんか?選択肢の一つとして悪くないハズ

「在宅医療に行く」と聞くと、第一線を退くような印象を持つ方もいるかもしれません。でも、実際の現場はまったく違います。

今井たちの法人では、常時900人ほどの患者さんの訪問診療を行い、年間約200件の在宅看取りに立ち会っています。がんの終末期、心不全、神経難病、認知症、医療的ケアが必要な方。病院でいえば複数の診療科にまたがる患者さんを、一人の医師がご自宅という「生活の場」で診ていきます。

ここで求められるのは次のような力です。

  • 臓器ではなく、人を診る力:検査値だけでなく、暮らし、家族、価値観まで含めて方針を考えます。
  • 限られた手段で判断する力:大がかりな検査はできない環境で、問診・診察・エコーを武器に考え抜きます。
  • チームを動かす力:訪問看護師、ケアマネジャー、薬剤師、ヘルパーと連携し、地域を一つの病棟のように動かします。
  • 「最期」に向き合う力:ACP(人生会議)を重ね、ご本人が望む最期を一緒につくります。

大学で積み上げてきた専門性は、在宅でも確実に生きます。むしろ「専門をもった総合医」として、病院とはまた違う手応えを得られるはずです。

ただそれなりに大変さはあります・・・・

良いことばかり書くのは不誠実なので、大変な面もお伝えします(^^♪

在宅医療には夜間や休日の呼び出し(オンコール)があります。患者さんやご家族の不安に、24時間寄り添う仕事だからです。札幌の冬は雪道の運転も楽ではありません。

ただ、大切なのは組織として対応し、それを一人で背負わない仕組みです。

複数医師体制で平日&土日休日を皆でチームとして対応していく・・・そういう仕組みがある法人であればほぼ問題なく勤務していけると思います。(実際過去の医師も皆うまく対応していってくれています(^^♪)

&当法人には、19床の有床診療所や訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所があります。ご自宅での療養が難しくなったときの受け皿や、多職種のサポートが法人内にそろっていることも、医師が孤立しないための大きな支えになっていますよ。

ということで一度現場を見に来ませんか?

「いきなり転職はハードルが高い」という方も大丈夫!!まずは訪問診療への同行見学から始めてみませんか。車に乗り、患者さんのお宅にうかがい、診療のあとに雑談をする。それだけでも、在宅医療のイメージは大きく変わると思います。当法人で勤務してもらっている医師の話を聞いてもらうのもいいかと思いますよ。

大学で働いているDrの方、在宅医療も選択肢にしませんか?というブログでした。興味ある医師の方はまず連絡を!お待ちしています。(ちなみに来春に大学の医局辞めて就職するDr、既に一人いらっしゃいます(^^♪)

 

↓入職や見学の問い合わせ先はこちらから↓担当:人事部 栄浪

連絡先:011-215-8098 メール:nakayama-asa@imai-hcc.com

書類送付先:〒063-0803 札幌市西区二十四軒3条7丁目1-24

医療法人社団青葉 法人本部管理課 栄浪、中山宛

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