公開日:2026年08月27日

Too Kind to Grow――優しさが人を殺すのか??【ホワイトハラスメントについてどう考える?】

こんにちは、札幌のかかりつけ医&病棟医&在宅医@今井です。

皆さん「ホワイトハラスメント」って知ってますか?先日こんな記事を見つけましたよ。興味ある方は一読どうぞ。8月21日付けの資料です↓

「ホワイトハラスメント」に関する調査 20代の6割超が“ホワイトハラスメントを理由に転職”に理解。 実際に転職を検討する方は4割超で、理由の最多は「仕事で成長したいから」

エン転職が20代〜30代を対象に行なった調査(2026年8月)を見ていて、今井、思わず唸ってしまいました。「ホワイトハラスメント(ホワハラ)」という言葉、もう57%の人が知っているとのこと。

上司や先輩がハラスメント認定を恐れるあまり、部下や後輩に過度な配慮をしすぎて、結果的に成長の機会を奪ってしまう・・・それがホワハラ。

具体的には、

・仕事を任せない(重要な業務から外して、簡単な作業ばかり振る)

・強制的な定時退社(本人の意思を無視して、時間だからと追い返す)

・フィードバックの回避(関係が悪くなるのが怖くて、ミスを指摘しない)

このトップ3、正直「あるある」だなーって、今井は思ってしまいました。[医療現場でも、似たような空気を感じたことがないと言えば嘘になります・・・]

優しさは、時に「怠慢」の言い換えでしかない!!

今井が一番気になったのはここですよね。ホワハラを理由に転職を検討することに、20代の66%が「同意できる」と答えているんですね。理由の最多は「仕事で成長したいから」。

これ、本質を突いていると思うんです。

叱られない。任されない。指摘されない。

一見、優しい職場に見えますよね。でも実際は、「あなたには期待していません」っていう無言のメッセージを送り続けているのと、同じことなんじゃないかなーと今井は思うわけです。

個人的には変化を恐れず、量をこなして、失敗しながら質を高めていく。それがプロフェッショナルの成長曲線だと思っています。

なのに、周りが先回りして「失敗させない環境」を作ってしまったら?

その人、いつまで経っても「先に飽きる」ところまでたどり着けないんですよね。永遠に助走のまま終わってしまう。とってももったいない!

在宅医療の現場では・・・

今井のクリニックには、在宅未経験の医師や、経験の浅い看護師も入ってきます。

正直、最初は「大丈夫かな」と不安になる場面もあります。難しい看取りの場面、ご家族との難しい対話、判断に迷う急変対応などなど。ここで、こちらが良かれと思って「難しい患者さんは今井が担当するから」「まだ早いから同席だけしていて」ってやり続けたら、どうなるでしょうか。

その人、いつまで経っても「一人で在宅医療ができる医師・看護師」にはなれませんよね。任せる。失敗させる。フィードバックする。時にはちゃんと厳しいことも言う。

これ、冷たさじゃないんです。本気で相手の成長を願うなら、これが一番の誠実さなんじゃないかなーと今井は思っていますが皆さんはどうでしょうか??(優しさと甘さって、似ているようで全然別物かなと)

「配慮」と「放置」は紙一重!!

もちろん、パワハラは論外。怒鳴る、詰める、人格否定する・・・そんなものはあってはならないかなと。ただでも、その反動で「腫れ物扱い」になってしまうのも、それはそれで間違いだなと今井は思うんです。

調査の中にも、こんな声がありました。

「褒めて伸ばすのは良いことだが、実際には叱られて伸びるのも事実」 「過度な配慮や気遣いはかえってストレスになり、成長できる機会を失ってしまう」

まさにその通り・・・・

大事なのは、相手をちゃんと「見て」いるかどうかなんですよね。

ただ同時にベテラン側、指導側がハラスメント認定を恐れて、本音を飲み込む、指摘したらトラブルになるかもしれないから黙って見過ごす、 「優しくしておけば波風立たない」という、事なかれ主義、そう考えてしまうのも現在の社会状況を鑑みると一定の理解もできるんですよね。

こういう空気こそが、若手の成長機会を奪って、組織を静かに弱らせていく本当の敵なんじゃないかなー、と思いつつ、当法人に関しては当たり前のことを当たり前にやっていくことができる組織であってほしいと、今井は願っていますよ。

でもここら辺の塩梅って本当に難しいですね(^^♪

皆さんの職場ではホワハラ、ありますか??

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連絡先:011-215-8098 メール:nakayama-asa@imai-hcc.com

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医療法人社団青葉 法人本部管理課 栄浪、中山宛

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