診療報酬が3%上がったとしても・・・「人の不足」は絶対に解消しないという不都合な真実
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です
今回の2026年の診療報酬改定、政府のメッセージは明確です。 「診療報酬を上げるから、それを原資にスタッフの給料を上げなさい(ベースアップ評価料など)」これはこれで正しい。働く人の処遇改善は絶対必要です。 でも、経営者の皆さん、そして現場の皆さん。こう思いませんか?
「給料を上げたところで、そもそも採用する『人』がいなくないですか?」
3%上がったからといって、日本から急に労働人口が湧いて出てくるわけじゃありません。 今日はその辺りの「不都合な真実」について、ぶっちゃけて書いてみたいと思います。
1.「賃上げ競争」という名の消耗戦
診療報酬が上がって、全ての病院・クリニックが一斉に給料を上げたとします。 そうすると何が起きるか?
「相対的な優位性は変わらない」んです。
A病院が月給を1万円上げました。 隣のBクリニックも1万円上げました。 結果、求職者から見れば「どっちも変わらないね」となります。
これまでは「給料が良いところ」に人が集まっていましたが、これからは「どこも給料を上げざるを得ない」状況になります。 つまり、札束で殴り合うような採用競争が激化するだけで、業界全体の人手不足というマグマは1ミリも冷えていないんです。
さらに他の業界のことまで俯瞰的にみれば・・・・他業種に流れる人材もそれなりにでてくるでしょう。
2.札幌の現実はもっとシビア
特に我々がいる北海道・札幌。 首都圏に比べて人口減少のスピードは速いです。 2026年の今、新卒の数も減れば、働き盛りの30代~40代も減っている。
「募集を出せば誰か来るだろう」 「給料を高くすれば集まるだろう」
そんな昭和・平成の感覚でいると、痛い目を見ます。 お金を用意しても、「応募者ゼロ」が当たり前の時代にもう突入しているのかなと。 3%の改定で「よし、これで人が雇える!」なんて思っているとしたら、それは幻想ですよね。
3.じゃあ、どうすればいいのか?
「人がいない、いない」と嘆いていても仕方ありません。 私たちが目指すべき方向は2つしかないと考えています。
①「人海戦術」からの脱却(生産性の向上) 「人が足りないから人を増やす」という発想を捨てること。 DX(デジタルトランスフォーメーション)やAIをフル活用して、「今の3分の2の人員でも回る仕組み」を作ること。 雑務は機械に任せて、貴重な人間は「対人援助」という人間にしかできない仕事に集中する。これしかありません。
②「選ばれる理由」を磨く(エンゲージメント) 給料が横並びになるなら、何で差別化するか? それは「働きがい」や「組織文化」そして「柔軟な働き方」です。
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「子育て中でも、短時間でも、プロとして輝けるか」
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「この組織にいると、自分が成長できるか」
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「ここの人間関係はストレスがないか」
結局、最後はここに行き着きます。
まとめ:お金より大事な「組織力」
診療報酬改定による3%のアップは、あくまで「最低限の切符」を手に入れたに過ぎません。 その切符を使って、「少ない人数でも、質の高い医療を提供し、スタッフが笑顔で働けるシステム」を構築できたところだけがこの人手不足時代を生き残れるでしょう。皆さんもそう思いませんか??
と言うわけで当法人は現在まずは優先順位をつけて
①事務長や人事、広報など法人全体を仕切る管理職を優先して採用
②その後諸々の体制を整えつつ並行してスタッフの労働条件を大幅に改善
③勝ち組医療機関になる
っていう改革のサイクルを考えています。以下にも書いていますが①に当たる人材の方、是非是非当法人で活躍していきませんか?まずは見学から!お待ちしています。
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