2025年のマクロ視点での医療業界の総括、及び2026年の展望について
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です
年末になると自分なりに1年を総括して翌年どうなるかを考えています。今まで個人でやっていたのであまりブログで書くこととかもなかったのですが、今回徒然にここで書きながら皆さんにも今井が考えていることをシェアしたいと思います。あくまで個人の意見なので反論や異論があっても全くOKです。その場合気にせずに「なんか1開業医が言ってるな」くらいにとどめておいてください(^^♪
2025年のマクロ視点での医療業界の総括
今年は医療機関経営苦境の1年だった、と誰もが感じるのではないでしょうか。インフレによる仕入れ物品の相次ぐ値上げ、光熱費含めランニングコストの劇的な上昇、人口減少による働き手の不足、そして年初~夏にかけてはコロナ後の外来受診控えや入院患者減少なども記憶に新しいと思います。とにかく医療機関にとっては走り切るだけで精一杯だった1年、と振り返ることができるのではないでしょうか?
またそれに伴い医療機関の倒産、M&Aがかつてないほど活発だったことは間違いありません。経営力のない医療機関は去れ・・・これは国からの強烈なメッセージだったのかなと今井個人は考えています。
また静かな変化ではありますが、昨年導入された医師の働き方改革及びそれに伴うタスクシフトの動きも見逃せません。2025年は穏やかですがこの流れが出来つつありその影響と今後の課題は各自がよくよく考えておくべきことですよね。
最期に一般の方はそこまで注目はされていないかもしれませんが、Dxが医療現場のインフラとして本格導入されたこともチェックしておくべきでしょう。まだまだ本流ではないですが、マイナ保険証、電子処方せんなどが導入され、今後AIも含め本格的なデジタルヘルスの時代へのスタートポジションにようやく立てた・・それが今年の印象的だったことかなと思っていますよ。
ということで2025年の総括は
①医療機関経営苦境の1年だった
②医師の働き方改革及びタスクシフトが静かに進行している
③デジタルヘルスの幕開けの年
となるのではないでしょうか。
2026年の展望について
診療報酬改定は30年ぶりの3%だ!って喜ぶ数字かも知れませんが、今井個人としては継続して上記の流れ、すなわち医療機関、特に苦難する病院経営がさらに社会問題化される1年になると考えています。どう考えても賃上げ2.2%、物価高対策0.8%の内訳でさらに物価高がトレンドして継続していく社会変化に対応できるわけがないです。M&Aもさらに活発になり、倒産、合併吸収、閉院となる医療機関がさらに社会問題化していくでしょうね。
同時に過疎地では患者減少に伴う医療機関の在り方が問われる1年になるのではないかと思っています。地方において、病院ってどうあるべき?っていう根本的な課題に市民と政治家が考えざるを得ない1年となるのかなと。
またデジタルヘルスは時期診療報酬改定もあり必ずもっと深化していくでしょう。変化についてこれない医療者は立ち去るのみ・・・組織としてスタッフを一人も落ちこぼれることなく、時代に適した形にレベルアップさせていく必要性もより認識することになるでしょうね。
・・・と、もう少し思うことはありますが、2025年の振り返りと26年の展望、今井の考えを書くのはこのくらいにしておこうかと思います!(^^)!皆さんは今年振り返っていかがでしたか?そして来年はどんな年になると思っていますか??
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