公開日:2025年12月25日

外来で長くフォローし、在宅で生活を支え、入院して看取りをする

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です

今年秋、長く外来で診療させてもらっていた患者さんが持病の悪化でADL低下されました。直近2年くらいは訪問看護をいれてフォローはしていたのですが、もうそれも看護だけでは限界とのことで、訪問診療に移行、在宅医療にて在宅で生活を支えることとなりました。

ただ診療開始してからは病状の進行が早く、1週1週に体調が変化していく状況・・・ご家族も懸命に介護されていたのですが、疲労もあり暮らしによりそう診療所に入院し今井が主治医となってそのまま入院で診療させて頂きました。

入院後もやはり病状自体は改善なく徐々にレベルが低下。亡くなる数日前には

「自宅に帰るかい?帰りたいなら遠慮しないで教えて」

とお伝えしたのですが、ご本人はいつも見知った医師がいるので安心したのか「先生このままここでいいよ」とのこと。・・最期は病棟でご家族に囲まれながらのお看取りさせて頂きました。本当に長い間ご苦労様でしたと改めてお伝えしたいと思います。

 

外来でかかりつけ医としてフォローし、在宅でも主治医として生活を支援、そして入院が必要になったら病院でも受け入れて診療させてもらう、こういう形のかかりつけ診療所(病院)がこれからの時代にはもっと必要になってくるんじゃないかなと今井は考えています。長く長く物語を共有し、どんな医療が必要になっても対応できる体制をとる、こういう医療機関、医療法人であり続けたいと心から願っています。

 

当法人は現在医師、看護師、MSWやケアマネなど各職種を募集しています。一緒に札幌で患者さんや家族本位の価値のある医療を提供したいと思う医療者の方いましたら是非是非ご連絡ください。お待ちしています。

 

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