公開日:2025年08月26日

もう医療は給付の制限をどうするかを真剣に考えないといけないですね【後期高齢者医療の現役世代負担、最高の7.1兆円 23年度】

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です

日経新聞さんの記事で気になる記事を見つけましたのでシェアします。8月25日の記事です

「厚生労働省は25日、75歳以上の後期高齢者医療制度の2023年度の財政状況を公表した。主に現役世代が担う交付金が7兆1059億円と前の年度から6.1%増え、3年連続で過去最高を更新した。75歳以上の人口が増え、現役世代の負担が一段と膨らんだ。

23年度の後期高齢者医療制度の全体の支出は17兆7989億円と4.3%増え、過去最大だった。このうち保険給付費が5.2%増の17兆3367億円に上る。75歳以上となった団塊の世代が増え、医療費を押し上げた。被保険者数は24年5月末時点で1988万人、前年同月から64万人あまり増えた。

収入は18兆1479億円と3.9%増えた。収入のおよそ5割を公費で、約4割を現役世代が加入する健康保険組合や全国健康保険協会(協会けんぽ)、国民健康保険(国保)からの交付金で賄う。75歳以上の高齢者自身が支払う保険料は1割に満たない。

厚労省が25日発表した市町村国保の23年度の財政状況は、赤字の穴埋めを目的とした一般会計からの繰入金を除いた実質ベースの収支が1803億円の赤字だった。前の年度の1067億円の赤字から赤字幅が736億円拡大した。被保険者数が2309万人とおよそ104万人減り、保険料収入が3.3%落ち込んだ。」

 

どう考えても現在の医療給付が今後10年単位で継続することは無理なので、国は逃げないで、きちんと医療の給付制限について正面から議論を進めていくべきです。このままだと将来の子供達はまともな医療をうけられなくなり、世代間格差が著しいものとなってしまいます。かつ、どう考えてもこれ以上の現役世代の負担は厳しいですよね。

 

日本の医療は世界1だ!なーんて現実逃避しないで、高額医療、医薬品の制限、費用対効果の薄い医療の医療の制限などはもう現実的に考えていかなければいけないのではないでしょうか?皆さんのご意見はいかがですか?

 

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