企業が労働者に最低限支払わなければならない最低賃金について労使などが話し合う厚生労働省の審議会は、1日、6回目の会合を開き、大詰めの議論を行いました。
これまでに引き上げの必要性については労使の間で認識が一致し、今年度の目安について過去最大となった昨年度の50円を上回り、全国平均の時給で6%前後、額にして63円前後とする方向で議論を進めました。」
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です
この数年、最低賃金の議論がよく話題になっていますが、今年もどんどん右肩上がりで上昇していきそうですね。以下8月2日NHKさんから
「最低賃金について話し合う厚生労働省の審議会は、8月1日、今年度の引き上げの目安を全国平均の時給で6%前後、額にして63円前後とする方向で議論を進めました。しかし、結論が出ず、4日に改めて会合を開き、目安の取りまとめを目指す方針です。
企業が労働者に最低限支払わなければならない最低賃金について労使などが話し合う厚生労働省の審議会は、1日、6回目の会合を開き、大詰めの議論を行いました。
これまでに引き上げの必要性については労使の間で認識が一致し、今年度の目安について過去最大となった昨年度の50円を上回り、全国平均の時給で6%前後、額にして63円前後とする方向で議論を進めました。」
2024年も確か5%程度引き上げられ、25年も6%となると、2年で10%近い最低賃金の引上げが行われることになります。おそらく今後しばらくこのペースで賃金上昇は続くでしょうが、正直毎年上がる賃金と比べて
診療報酬改定は2年毎
となっておりこのタイムラグはかなり医療機関経営にとっては厳しい状況です。
(診療所を除き)一般的な病院での経費における人件費率は50~60%・・2年でこれだけ最低賃金があがるとどうみても10%程度の人件費や諸々の経費の上昇は伴います。となると経費としては5~6%程度上昇=一般的な病院の利益率は2~8%程度なので、ほぼほぼ利益がなくなるような計算となります。
まぁ利益でている病院はいいとして、でていない医療機関はもう限界ですね。
2年に一度の診療報酬改定という枠組みを維持するなら2年毎に大幅な診療報酬の上昇を行っていくのか、しないなら毎年の改定にするべきか、そろそろきちんと決めないと医療機関、特に地域にとって大きな役割をもつ医療機関ほど苦しくなっていくでしょう。このペースで毎年最低賃金があがる→でも診療報酬改定は2年遅れ、となると・・・・医療機関は本当に体力のあるところのみしか残らず&不採算事業(小児科、産科、救急など)をどんどん潰していくことになることは間違いありません。
と医療業界×最低賃金の上昇について述べてみました。皆さんの業界はいかがでしょうか?(^^♪
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