在宅療養支援診療所にMSWは必要なのか?
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医今井です
先週の週末に「第68回 北海道医療ソーシャルワーク学会」が札幌で開催されたようで、当法人からも数人MSWさんが参加していたようです。
聞けば大会の中で在宅領域におけるMSWの価値についての議論があったとかなかったとか・・・プログラムより↓
この中で
「そもそも在宅療養支援診療所でMSWって必要なの?いなくても医師と看護師で充分じゃない?」
っていう意見もあったようです。確かにそれもよくわかります。最近ではMSWを置く在宅の診療所、置かない診療所さん、両者が札幌でも混在しています。(っていうかこういう疑問がでる時点でMSWさんが在宅のフィールドでの自身の役割、業務について自信がもててないことが理解できるような気がしますが)
ただMSWを採用して実際に現場で動いてもらっている在宅療養支援診療所の1医師の立場として言えば(経営スタンスではないですよ(^^♪)、
「価値のあるMSWさんは在宅療養支援診療所にとって何よりも貴重な存在となりうる」
と言えるのは間違いありません。(ただ裏を返せば厳しいですが「価値のないMSWは意味ない」っていうのと同義です)
自分がそう考えるのは自分の実体験としてそう行動していたMSWさんを知っているから。医師や看護師では解決できない、ケアマネでは手を余す、ちょうど医療と介護の狭間で困っている患者さんのために価値があったMSWが実際にいることをよく知っています・・・
まぁ個別のケース対応においても上記のような価値もありますし、コミュニティベースで考えた時でもMSWはやはりこれからの時代、その価値はますます重視されるようになる、地域の医療介護の核となるべき在宅療養支援診療所にはいるべきなのかなと個人的には考えています。
ただし、ただしですよ。厳しいですが
「自分で考えて患者さん家族、組織、地域のためにアクティブに行動できるMSW」
でなければ在宅療養支援診療所にMSWがいる必要性は薄いでしょうね。ただ単純に俺はMSWだから価値があるぜ!って、そんなことは120%あり得ません。
ということで冒頭の「在宅療養支援診療所にMSWは必要なのか?」っていう問に対しての今井の答えは
「of course ,but・・・」
です。皆さんの答えはいかがですか?
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