【医師偏在対策について】今後地域は「医師あって医療なし」の状態へ・・・
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です
医事新報の記事で気になる記事を見つけましたのでシェアします。興味ある方は一読どうぞ(赤文字は今井が気になった部分)↓
【識者の眼】「医師偏在是正対策」小野 剛
「2040年を見据えた新たな地域医療構想の議論が始まった。今後、地域が「保険あって医療なし」の状況に陥らないためには、地域間における医師偏在を是正し、過不足のない医療提供体制の構築が必要である。医師偏在是正対策は、地域医療の最適化を実現するために重要な課題である。
厚生労働省は、2024年12月25日に「医師偏在の是正に向けた総合的な対策パッケージ」を公表した。人口構造が急激に変化する中で、将来にわたり地域で必要な医療提供体制を確保し、適切な医療サービスを提供するため、実効性がある総合的な医師偏在対策を推進することを目的に、「新たな地域医療構想」の推進と一体的に取り組むことになる。・・・・」
正直現在の人口減少のスピード、医師偏在対策の時代とのずれ、多職種の地方からの脱出などを考えると2035年には地方は
「医師あって医療なし」
の状態になってもおかしくないのかなと今井は考えています。地域に縛られる医師はいるけれど、患者がいない、看護など多職種がいない、事務系スタッフがいないっていう3重苦になるのかなと。
そもそも医師偏在対策の前提としている人口統計、推移が全く違ってきていますからね。このままだと地域枠の医師=症例も少ない、結果スキルアップもしない、専門性も担保しづらい→医師以外の仕事もカバーする半分医師、半分看護みたいな状況になってもおかしくないかなと。
そうならないためには協力な病院集約政策を国が今後2,3年で推進できるかどうかでしょうが・・・正直民間主体の現状では難しいでしょうね。
医師偏在対策、このままでいけば30年後の医療に大きな禍根を残すことになりそうだと今井は考えています。皆さんもそう思いませんか?
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