公開日:2025年06月06日

自由に外出できないサ高住・・・それでも入りたいですか?

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です。

基本的に当院はサ高住への新規の訪問診療は、以前はお付き合いのある施設であったり、がん終末期や難病など医療依存度が高い場合を除きあまり受けてはいませんでしたが、最近は外来患者さんであったり既存の居宅の患者さんが、どうしてもやむを得ない理由で入居するケースが増えてきたため、以前ほど居住場所はそんなに結構気にせずに診療に入るようになってきています。

 

サービス付き高齢者住宅・・・一般の市民の皆さんに是非知っておいてもらいたいのですが、サ高住って本当に千差万別です。利用者さんファーストできちんと運営されているところが多いですが、場所によっては外出するのも介護者がついていかなければできない、基本的な自由がないっていう牢屋のような施設もあります。

そんな状況の施設に訪問診療で入ると、たまに高齢の患者さんがフラストレーションがマックスになって入居後に落ち着かなくなり、眠れなくなったりそわそわして落ち着きなくなってくるのを薬でどうにかしてくれ!!って言われることもあります・・・・

正直「これって医療的な問題じゃないよね」って思ってしまうこともままありますし、そういう時には基本的には薬での対応は間違っているんじゃないですかとやんわりとお伝えするようにしています。(患者さんにとって必要ならもちろん対応しますが)

 

ということで住宅に入居するかどうか迷っている患者さんや家族には「絶対後悔しないようにきちんと選んで!!必要なら施設決める前にこっちに(かかりつけ医に)声かけてもらえればいい施設かどうかとか色々アドバイスできるから」とお伝えするようにしていますよ!(^^)!

家族の方は結構簡単に「このサ高住きれいだからいいんじゃない」とか「温泉にはいれるんですって!!」とか「高いからいいケアうけられるんでしょ」とかっていう理由で、深く中身を検討しないでサ高住選択してしまうことが多いのでそれは避けてもらいたいなと切に願っています。

 

皆さんは自分が外出も自由にできないようなところに住みたいですか?自分の、親のサ高住の選択、本当にきちんと考えて選んで下さいね。

 

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