今が”地殻変動の時”だと医療者は認識しているか??【兵庫県直営の10か所の県立病院 すべて2年連続赤字の見込み】
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です
先日兵庫の病院大赤字!!っていう記事が流れていました。ブログで取り上げようと思っていたのですが、なかなか時間がなかったので(忘れいただけ?(^^♪)取り上げられず・・・今日ご紹介したいと思います。以下NHKさんの記事です。どうぞ↓
兵庫県直営の10か所の県立病院 すべて2年連続赤字の見込み
「兵庫県が直接運営する10か所の県立病院の昨年度(令和6年度)の収支は、物価高騰などの影響を受けて、2年連続ですべての病院で赤字となる見込みで、県の有識者会議は病棟の一部休止などの改善策を求める報告書をまとめました。
県によりますと、直接運営する10か所の県立病院の経常収支は▽令和5年度は90億円余りの赤字だったのに続いて▽昨年度は128億円余りの赤字と、2年連続ですべての病院で赤字となる見込みとなりました。
このうち▼はりま姫路総合医療センターが25億円余りで最も多く▼次いで尼崎総合医療センターが23億円余り▼西宮病院が16億円余りなどとなる見込みです。
赤字の要因としては、病院の再編に伴う借金など慢性的な赤字体質に加え、近年の物価高騰や人件費の上昇などが影響しているほか、新型コロナウイルスに院内で感染することを恐れ 受診を控える動きも背景にあると見られるということです。
こうした状況を受けて、県が設置した有識者会議はこのほど報告書をまとめ、9か所の病院に対して「民間企業でいえば、倒産寸前のような危機的状況だ」として▼病棟の一部休止や▼病床の稼働状況に合わせた職員の適正な配置などで、収支の改善をしていくよう提言しました。
県病院局経営課は「地域医療に貢献していくため 提言された対策を実行していき、危機的状況を脱していきたい」と話しています。」
2年で200億弱ですか・・・2024年のこの資料を見ると
兵庫県立病院全体の経営状況と今後の収支見込
想定していた令和6年度の赤字は48億で、その予想よりも80億ほどの大きなマイナスとなっており、内部留保ももう枯渇している状況ですね。
県が肩代わりするのでしょうが正直これを毎年していくと県の必要な予算が病院のために消えていくことに・・・もう入れてはいるでしょうがコンサルいれて抜本的な解決策をとるしかないでしょう。
今このタイミングは医療者にとっては地殻変動が起きている時です。そのくらい未曾有の変化を迫られている年だってどのくらいの医療者が理解しているでしょう??医療者として医療業界を内部から見ていると、皆その危機感が欠如しているのかなと思わざるを得ません。
太古の恐竜と同じ様に地殻変動に気がついた時にはにっちもさっちもいかない状況になっている・・・そんな状態は皆さんは絶対に避けてくださいね(^^♪
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