公開日:2025年05月22日

化学療法と在宅緩和ケアの間に横たわる深い溝~これをつなぐのは訪問看護師さんしかいない!

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です。

今年は既に70名近い患者さんを在宅でお看取りし、初診も毎月50件近く、医療機関に限らず色々な事業所さんから診療所に患者さんを紹介してもらいっています!!地域から必要とされるのはすごくありがたいですし!(^^)!できるだけ軽度から重度の患者さんまで断ることなく幅広く診察していきたいなと思っていますよ。

病院での治療と在宅緩和ケアとの間の溝

さてそんな中病院から化学療法後に在宅緩和ケア目的に紹介されてくる患者さんが一定数いらっしゃいます。治療終了後「これ以上の積極的な治療は難しいですね」と言われても若年者の方などは、やはり中々納得することが難しいのが現状・・・本当にどう寄り添ってあげればいいのか毎回悩んでいます。

決して病院側はそうではないと思うのですが、「治療が困難です、あとは緩和ケアを緩和ケア病院か在宅でしていきましょう」=病院に見捨てられた、と感じる患者さんやご家族が一定数いますよね?そんな時患者さんや家族の支えになるのはだれが望ましいでしょうか?

 

自分は治療の時から一貫してサポートしてくれている訪問看護師の存在は大きいのではないかと思います。でも多くの病院ではやっぱり訪問看護を治療中から積極的には導入はなされていません。現実的には病院での治療と在宅での緩和ケアには深い隙間があるのが現実です・・・これは非常に残念なことですね。

 

どんな時に訪問看護を利用して欲しいか

少なくともこんな患者さんがいた場合には治療中であっても積極的に訪問看護師を導入してほしい、病院の医療者の方には是非覚えておいて実践して欲しいと在宅医である今井は思います。

○40代~50代の若年者

○在宅酸素を導入した

○CVポート留置し在宅で点滴行う

○麻薬処方が開始となり排便管理が必要となる

○スピリチャルなケアが患者さんや家族に必要だ

 

化学療法⇔在宅緩和ケアにおいてシームレスな患者支援を行う鍵は訪問看護師にある、大事なので何度もいいますが、患者さんや家族が納得のいく時間を少しでも過ごせるように、もっと治療中から訪問看護師さんを活用してくださいね~!!と札幌の在宅医からのお願いでした。

 

皆さんのまわりではいかがですか?訪問看護師さんうまく活用できていますか?よかったら地域の状況教えてくださいね!

 

時間ある方は以下の項目をチェック!!

法人のこれまでのこと、これからのことを確認したい人はこちら↓

【2025年版】これまでの法人の歩みについて、そしてこれから目指している未来について

法人の在宅医療やかかりつけ医、入院医療について知りたい方はこちら↓

【2025年版】当法人が取り組む在宅医療とかかりつけ医としての外来医療、そして入院医療について

在宅クリニックがなぜ病床運営をするのか、興味ある方はこちら↓

【2025年版】在宅医療機関が有床診療所/病院を運営する意義とは?

同じくなぜ在宅クリニックが訪問看護ステーション/居宅介護支援事業所をもっているのか、気になる人はこちら↓

【2025年度版】訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所を自前で持つ意味は?

在宅医募集しています。是非確認の上ご連絡ください↓

【2025年度版】在宅医療や総合診療に興味のある医師を募集しています。

外来や病棟看護師、訪問看護師を募集しています。是非チェックを!↓

【2025年度版】訪問看護、地域密着型の医療に興味のある看護師を募集しています。

医療事務さん募集しています。一緒にチームの一員として働きませんか?

【2025年度版】医療事務を募集しています。

MSW、ケアマネさんも募集中です。是非見学にきてください↓

【2025年度版】MSW、ケアマネージャーを募集しています。

リハセラピストさんも募集しています。是非ご連絡を!↓

【2025年度版】訪問リハビリのセラピストさん1名募集しています。

病院経営や事務長職に興味ある人募集しています。経営一緒にしませんか?↓

【2025年度版】法人運営職員、事務長候補を募集しています。

人事担当、SEさん募集しています。これから組織を大きく、価値のあるものにする手伝い、してくれませんか?

【2025年度版】人事担当者、SE、広報担当者を募集しています。