これから在宅緩和ケアを学びたいと思っている医師や看護師さんへ伝えたいこと
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です。
在宅医療は基本的には疾患に関わらず全人的に患者さんに対応する、っていうスタンスが何より必要です。病を診るのはもちろんですが、まずは人を診るというのが大前提・・・ただ最近は在宅医や訪問看護師さんの中にも
「○○という疾患がメインで診療しています」
とか
「精神科特化です」
とかっていう、ちょっと通常の在宅医療とは違う在宅医療も普通にみられるようになってきました。
特に「在宅緩和ケアをメインにしていますよ」っていう診療所さんやステーションさん、札幌でもちらほら見受けられますよね。そこで学びたいっていう医療者が一定数いるのも十分理解しています。ただ今井個人としてそういう人には、できれば普通の在宅医療の経験を2,3年はした後の方が絶対にいいですよ、と声を大にして伝えたいと思います!(^^)!
緩和ケアは手段であって目的ではありません。緩和ケアを使いこなしてどう在宅療養を支援するのか、その人らしい生活や家族との時間を如何に作ってあげるのか、そもそもその人らしく生きるってどういうことなのか・・・・そういう視点って実は在宅緩和ケアばかりやっているとあんまり磨かれないんですよね。
いや語弊がありますね。磨かれるけれどちょっとだけいびつな形に磨かれる、というのが正しい表現かも知れません。とにかくに認知症でも脳梗塞後でもなんでもいいんですが、疾患に関係なく幅広くなんでも在宅医療のフィールドでまずはたくさんを経験しておくことが結局は在宅緩和ケアの勉強をするときにメチャクチャ役に立ってきますよ。
繰り返しますがこれから在宅緩和ケアを学びたいと思っている医師や看護師さんへ伝えたいこと・・・それはシンプルに
「まずは専門特化せずに在宅医療全般を楽しんで、経験、勉強してください」
ってことです。広く、深い在宅医療の経験や知識、土壌を作った後で是非是非在宅緩和ケアをさらに経験するっていう方が絶対にいいかと今井は考えています!!
きっと飛び込んで5年10年してキャリアを振り返った時に、自分の言っていたことはこういうことだったんだ、って肌感覚で理解してもらえると思いますよ!(^^)!是非参考にしてみてくださいね。
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